2月6日、日本を代表する指揮者・小澤征爾氏の訃報速報。
日本中、いや世界中が大きな悲しみの渦に巻き込まれました。
あれから3週間経ち、先日18日、
NHKで小澤征爾氏追悼番組を観ました。
2002年1月1日、小澤征爾はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の
「ニューイヤー・コンサート」に日本人として初登場。
60年もの歴史を誇り、
約60カ国にテレビ中継されるこの世界的風物詩を
日本人の私達は固唾を飲んで素晴らしい音楽、
そして大成功を期待しつつ、テレビの前に座りました。
先日、耳にしたアンコールのワルツ「美しき青きドナウ」は
22年前に緊張しながら耳にしたワルツとは別物のように
美しい透明感のある音色と決して粘る事のない軽やかなワルツ。
少しも野暮ったくなく、洗練されたモダンなワルツ。
年月と共にこちらの耳の状態にも変化があるとはいえ
日本人マエストロの美しい音色と音楽に酔いしれました。
聴衆と楽しむ「ラデッキー行進曲」
指揮台の上では子供のように楽しく、無邪気なマエストロ。
素晴らしいウィーンフィルニューイヤコンサートの再現でした。
2006~2008年の夏には車を飛ばして松本で行われる
「サイトウ・キネン・フェスティバル」に。
2007年 歌劇「スペードの女王」サイトウキネンフェスティバル
2008年 歌劇「利口な女狐の物語」サイトウキネンフェスティバル
2016年10月2日、サントリーホール30周年記念コンサートには
ドレスコードがあったので
ダンナ様はタキシード、私はコンサート用ロングドレスで出席。
他の方はお着物姿の方が多く、
お祝いにふさわしい華やかなコンサートでした。
指揮者はインド出身のズービン・メータ氏と小沢征爾氏。
メーター氏も今年88歳。
まだまだご活躍いただきたいマエストロです。
アンコール曲のポルカ・シュネル「雷鳴と雷光」では
当時、客席から見ていても
仲の良いお二人さんの掛け合いはとても楽しく、会場は大爆笑。
放送でまたこの場面を見て
夫婦してまたお腹を抱えて笑いました。
子供のように茶目っ気があり、親近感があった小沢征爾氏。
その音楽に癒され、
次のステップに希望を持ち続けた方は少なくないでしょう。
日本の誇りとするマエストロお疲れさまでした。
どうか安らかにお眠りくださいと
祈りを捧げます。
今日もご訪問をありがとうございました。
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