今週21日のNHK「クラシック倶楽部」は

昨年4月13日 ウィーン楽友協会大ホールで行われた

オペラ界屈指の人気と実力を誇るスター歌手

ソプラノ歌手ディアナ・ダムラウとテノール歌手ヨナス・カフマンの

デュォコンサートはまるで夢を見ているかのような素晴らしい演奏でした。

(22日にも夜連続放送あり)

 

 

それに加えてピアノが懐かしいヘルムート・ドイッチェ氏。

ドイッチェさんは40年ほど前、

関西で15年師事していた江口元子先生が

ドイツから初めて日本に連れてこられたピアニスト。

それから随分と活躍されパートナーのソプラノ歌手鮫島有美子と

日本歌曲のコンサートやCDをリリース。

 

懐かしいお顔でしたが、もう77歳のおじいちゃん。

でもピアノのテクニック、曲の解釈は衰えておられず、

歌手二人を盛り上げ、素晴らしいピアノを聴かせていただきました。

 

 

シューマンとブラームスの愛にまつわる歌曲を中心とした

プログラムでしたが、良く知られた歌曲や

私が好んで歌った歌曲もありとても勉強にもなりました。

 

最初はシューマン作曲 歌曲集『ミルテの花』は

花嫁となるクララに捧げられた愛の歌曲集。

その第1曲目の”献呈”を

速いテンポでさらっと歌いあげたカウフマン。

それでも”あなたは私の世界 私が生きる場所”と

花嫁への愛の賛美の気持ちが私の心にヒシとヒシ響いてきました。

 

それ迄私が歌っていたちょっとのんびりのテンポが、

何とも野暮ったく思えました。

 

 

久々のダムラウさんはちょっとふくよかになられたような。

何のお花でしょうか、このステージドレスがとても素敵。

今度こんなドレスが着てみたいと私(笑)

 

 

ダムラウさんが歌われた『ミルテの花』から第3曲目の”くるみの木”

私もコンサートで良く歌った歌曲ですが、

ダムラウさんの情景表現はまるで

目の前で絵を見ているかのように素晴らしく、

それには低音から高音への

幅広い声域の響きが変わらないことが

あげられるかもしれません。

最後までうっとりと聴かせていただきました♪

 

♪家の前に青々とした葉を茂らせたくるみの木が立っている。

そして、二対に咲いた花が咲き誇っている。

花たちは風に吹かれ、その度に口づけを交わす。

風と共に愛のささやきが聞こえてくる♪

 

詩はドイツの詩人ユーリウス・モーゼンですが、

何ともロマンチックな愛に溢れた歌曲。

またドイッチェさんの水が流れるようなピアノも素晴らしいのひと言。

 

 

この素晴らしい演奏の上に

これがまた素敵な光景が目に入りました。

 

ダムラウさんの歌の内容に合わせて

カウフマン氏が優しく頷いたり、顔を覗いたり・・・

やはり二人ともオペラ歌手。

じーーと棒立ちにはなっておられず、

まるでオペラのワンシーンを見ているようでした。

 

 

いつもオペラで聴いたことのない二人の歌手でしたが、

歌曲が聴かれるなんていや~~~、素晴らしいコンサート。

TV録画でも幸せなひとときでした♪

 

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