8月23日に生野区民センターにて開催を予定しておりました
大衆プロレス松山座真夏の公演「我が松山を越えてゆけ」を
中止と決定しました事をここにお知らせ致します。
五月に続き今年二つ目の水公演となってしまいました・・・。
 
新型コロナウイルス感染拡大防止のために五月公演が中止になり、
その後情勢と睨み合いながら(一方的に睨みつけながら)
この八月公演へ望みを繋ぐべく準備をして参りました。
 
依然、良くも悪くも日一日と状況は変わる現状。
会場側との協議の中で提示された数々の制約事項と向き合う中で
最大のネックはやはり「ソーシャルディスタンス」でした。
突き詰めれば出演者、世話人、お客様全体に言える事デス。
残るハードルはそこだけと言い換える事もできますが、
近付けば近付くほどにそれは高く険しく。
拙者にとっては1メートル2メートルが500マイルにも感じられる
まさに「星空のディスタンス」だったのデス。
 
座席の間隔、それに伴う収容人数の限定、大きな声も出せない。
入場時のタッチ、土産物屋で並んで写真を撮ったりも握手も憚られる。
 
開催に踏み切る事ができても
お客様に満足に楽しんで頂く事はできないのではないか。
 
そう思う葛藤が拙者の中で大きく渦巻いていたのデス。
 
松山座が好きで御贔屓にして下さるお客様もプロレスが初めてのお客様も、
ご来場頂いた全ての皆様に心から楽しんで帰って頂きたい。
それはどんな時でも変わりません。
自粛要請も緩和されてきたとは言え、
提示された制約事項に十分な具体性を乗せて返す事ができず、
会場使用許可を出す機関に納得してもらう事ができませんでした。
拙者の力不足以外に他ならず、関係者、お客様問わず
開催を共にお祈り頂いた皆様には心からお詫び申し上げます。
 
然し乍ら合言葉として掲げた「まだ、戦える」。
その言葉に嘘偽りはなく、戦う意志が枯れる事は絶対にありません。
どうか今一度仕切り直させてください。
 
既に切符をご購入頂いているお客様には個別にご連絡致します。
少しの間時間を要するかも知れませんが、
どうか最後まで向き合ってください。
皆様のご健康を心より祈っております、
そして今後とも大衆プロレス松山座を御贔屓に宜しくお願い申し上げます。
 
 
大衆プロレス松山座
座長
松山勘十郎