第六幕セミファイナル

ミス・モンゴル(世界プロレス協会)

LINDA(信州ガールズ)

VS

松屋うの(アイスリボン)

フェアリー日本橋

ある意味最、最も混沌を極めたせみふぁいなる。

現トライアングルリボン王者と森の妖精が初共演。

対するモンゴル、LINDA組は其々が鞭を武器としているだけに

扱いはお手の物。

ベテランヒールのモンゴルさんが先陣を切り、二本の鞭が襲いかかるも

フェアリー、松屋は慌てる事なく「お待ちになって」

フェアリー組のペースに乗せられまいと自己紹介もそこそこに

すぐさまブロンコバスターの連続発射。

LINDAさんも勢いよく飛び出したが直後のモンゴルさんの一撃は

恐ろしい程強烈!

しかし場数の差は否めなく、二人がかりで捕まってしまうと

受けるダメージは大きいLINDAさん。

モンゴルさんも終始激を飛ばしハッパをかける。

さて、そして訪れたフェアリーさんのマジカルショータイムであるが

何がどうなってか味方のうのさんに加えレフェリーの岩田さんまで

魔法で投げ飛ばされ、LINDAさんもクルリと一回転して叩きつけられる。

ちなみにモンゴルさんには魔法がかからず、

その原因は「重量オーバー」

おい魔法に重量制限があるの初めて知ったぞ!?

激怒したモンゴルさんは髪を振り乱し

旅人に襲いかかる鬼婆のような形相でフェアリーさんの首を締める。

うのさんが止めるのがもう少し遅かったら腹を掻っ捌かれて生肝を

引きずり出されてたデショウネ・・・。

フェアリーさんはお客様から元気玉方式でパワーを少しづつもらい

高めた魔法力でモンゴルさんを投げ飛ばす事に成功。

フェアリーさんが魔法ならうのさんは牛丼パワーで大躍進。

コシヒカリに村上牛。

新潟は米も牛肉も美味い、牛丼には最高の特選素材が揃っているのだ。

しかしLINDAさんもやられてばかりもいられない。

スラリと長い足がうのさんの首に絡みつき締め上げる。

足首と膝裏でガッチリとクロスしているのを見てもわかる通り、

ここまで極まってしまうと自力で振り解くのは困難。

ここに筋肉による足の太さが加われば、

十分人一人ぐらいは締め落とせるハズである。

“鬼婆の形相”モンゴルさんも体重を生かした攻撃で

二人いっぺんになぎ倒す好アシスト。

軽量級にはキツイ攻撃である。

ここを勝機と見て得意の鞭攻撃を繰り出すが、同士討ちが続いてしまう。

これは痛い!

そのチャンスを見逃さなかったうのさん、スモールパッケージで

LINDAさんを丸め込み3カウント。

まさに電光石火!

退場時もうのさん、フェアリーさん、モンゴルさんと

入り乱れての取っ組み合い。

最後までリングに残っていたLINDAさん、その心中や如何に?

 

トライアングルリボンは三つ巴で戦うタイトルマッチ。

相手が二人いるが故、生まれる勝機も変則的。

それを見逃さない状況判断能力に最も長けていたのがうの選手である。

さすがチャピオン。

フェアリーさんの魔法力も見る度に増しているのは毎度の事。

癖が強い相手でもそれは変わらず、天空聖者になる日も近いか!?

LINDAさんは初出演ながらせみふぁいなるには大抜擢である。

負けてしまったものの、最後までリングに残り幕を潜る最後の瞬間まで

自分をお客様に印象与え続けた。

百戦錬磨に囲まれた中で自分の不利は自覚していての事か、

こういうある意味でのしたたかさもメチャクチャ大切である。

そして松山座におけるお局&風紀委員を自認するモンゴルさんは

CPEでキャットファイターの指南役でもあり

LINDAさんとのタッグについては今後も十分な可能性を示してくれた。

鞭で繋がった絆である。

和服を貴重とした衣装、ざんばら髪の間から鋭く覗く眼光。

それはまさに“鬼婆”であった・・・。

いつか角が生えてきそうで本当に恐い。

 

 

 ちなみにこの日は、いつもCPEでご一緒させて頂いてますアザゼル桃娘さんが観劇に来てくれていました🍑

ありがとうございました‼️