「バーン・ジョーンズ展」に行ってきました。
昨日は、河村錠一郎先生の講演会が開催されるということだったので、この日を狙って行ってきました。^^
河村先生はイギリス美術史の第一人者で、たくさんの著書を記されていますが、私が学生時代によく読んだのが、「世紀末美術の楽しみ方」という本です。
昨日の講演では、バーンズに関係のあるラファエロ前派からウィリアム・モリスへ至る流れを、オスカー・ワイルド等の残した記述などを辿りながらご紹介いただきました。
先生がイギリスで撮影されたバーミンガムの教会や美術館の映像も見せていただき、とても興味深かったです。
個人的には、アメリカ生まれでロンドンで活躍した画家ホイッスラーについて、もっと調べてみたいなという感想を持ちました。あと、ワイルドも読み直したいです。・・・課題山積。^^
バーンズの絵については、先生にご紹介いただいたバーミンガムの美術館の映像のなかに、ちょつとした驚きがありました。
バーンズの絵を掛けてある室内の壁紙が "緑色" なのです。すると、バーンズの絵がなんとも言えず美しく浮かび上がっていました。あの感覚は日本の美術館の展示では、再現が難しいのだろうなぁと感じました。
バーンズの色がそういう性質を持っているのか、そもそも水彩が白いバックに映えないのか、そのあたりはよく分かりませんが、とにかく新鮮な驚きでした。
なんだかバーミンガムへ行ってみたくなってきました。^^
この展覧会は兵庫県立美術館で開催されています(~10/14)。ご興味のある方は是非。
「バン・ジョーンズ展」 →