今日 爪切り後にゴミ袋に切った爪捨てようとして
スルっと爪切りを落としてしまった。
30Lのゴミ袋、手をべたべたにしながら探しても出てこない。
普通なら、ゴミをだして探すところだけど、
爪切りが、じゃ、っていう感じで
私の手から抜けていった感じで、それ以上探すのをやめ、
そのままマンションのゴミ捨て場へ。

その爪切りは上京してからずっと使い続けた、
いまとなってはどこで買ったのかすらわからない、
でも四半世紀くらい週数回は必ず使い続けてきたもの。

両親が交互に入院が多くなり、
起業した会社が忙しくなるにつれ、
夜中に爪を切るたびに
「親の死に目にはあえないな」と
毎度のことのように考えていた。

この春、その父が逝った。
前の晩に「先生がいよいよだ」と言ってると聞いて
すぐに最終の飛行機に乗ったけど
それでも死に目にあえるのか?無理かな?
なんて思ってた。
臨終はあっさりやってきて、
その瞬間に立ち会ったのは地元にいた家族や親戚ではなく
私ひとり。

夜中に爪をきると・・・と思い続けながら使い続けた
爪切りは、相続や気持ちの整理をつけた私の手から
するりと出て行った。
役割終了?
爪切りのみごとな幕引き、ちょっと考え過ぎか。