国立市にあるアトリエ「ルーチェ クラッシカ」のデザイナー 光田 みどりです。
虹を見ると幸せなことが起こる、願いが叶う...などと言われていますね*
以前、不思議なくらい虹を続けて見たことがありました。
お仕事ばかりの生活から、行ったことのない場所にひとりで行ってみたり、興味のあることにチャレンジしてみたりと、自分の幅を広げたいと感じて色々とチャレンジしていた時期。
行く先々で虹に出会う度、そんな小さな勇気を「いいよ、そんな調子で頑張って」と天に言ってもらえている気がしていました*
そして空の虹から応援されるように様々なインスピレーションが湧き、ドレスが仕上がってできたのがこちらのコレクション。
テーマは、『Element Of Rainbow』
雨が上がると太陽の光は虹に変わります。 そんな自然の中からわき上がるような色をイメージしたドレスです。
カラードレスは、一般的にはっきりと主張の強い色が多いからこそ、あえて優しいピンクベージュの柔らかい光沢のあるシルクサテンでシンプルなビスチェドレスに仕上げました。
差し色にレモンイエローを入れることで、フレッシュなコーディネートに。
旅先の澄んだ湧き水からヒントを得てデザインしたドレスは、淡いブルーグリーンの軽やかなシルク。
動いた時に揺れるラッフル(フリル)が優しい表情になるのが特徴です。
珍しいチェック柄のシルクシャンタンにフランスレースをプラスしたデザインは、上下がセパレーツになっているもの。
柔らかい雰囲気にしたい時はピンク系、シックにしたい場合はパープルなどコーディネートの幅が広いのもブルーグレーの楽しさです。
太陽のようなオレンジレッドのドレスは、遊び心を加えたバルーンタイプのシルエット。
ホルターネックは肩のラインを美しく見せるデザイン。大人っぽくなりがちなデザインですが、あえて可愛らしさが出る膝下丈のスカートにすることで軽やかさと明るさを出しました。
ブラックのシルクサテンの光沢が生きるビスチェドレスのスカート部分は10枚重ねのソフトチュールでボリューミーな仕上がりに。
ブルー、パープル、レッドのシルクコサージュもドレスのバランスに合わせて作りました。後ろのリボンと腰回りについているドレープが気品を表しています。
インド人の友人が誘ってくれた儀式で見た美しいサリーからヒントを得てデザインしたドレス。
ブラウスとスカートの裾にはインド製のスペシャルなシルクを使いました。
虹を見た時のような嬉しさに出会えるようなドレスたち。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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