洋服の設計図でもあるパターンを作るのには、人台に布を沿わせてニュアンスを出せる立体裁断と、数字上で効率良く短時間で作図できるのが製図の2種類があります。
フランスでは14世紀から取り入られている立体裁断。
16世紀のイタリアで医学として人体の解剖が盛んとなり、その展開図からドイツやベルギーなどで製図が広がりました。
ニュアンスを優先するパリでは製図を導入するのを断りましたが、お隣のイギリスでは合理性を重視するせいか製図が盛んになり、現在でも立体裁断をすることは珍しいそうです。
日本では、明治44年頃に製図が導入されました。和服が原点になっているので、寸法上のみで作られる製図は日本人にとても受け入れやすかったようで、現在でも立体裁断をメインに洋服作りを学べる機会はあまり多くはありません。
一人一人の個性があるので、数字上で測りきれないのが女性のからだですが、製図で作られたパターンでも仮縫いがしっかりしていればいい洋服になります。
日常的な洋服以上にウエディングドレスは、立体裁断で作るのが適していると思います。裾に広がっていくスカートのフレア具合、からだを華奢に見せるテクニック。表情豊かなドレープ。すべて数字上ではどうしても出しきれないものだからです。
写真は淡いピンクのカラードレス。シンプルな胸元とカットと後ろの大きなリボンは決して甘すぎず大人の女性にふさわしいシックなデザインです。腰回りを華奢に見せるドレープもポイントです。
台風の影響で強い雨と風の一日でした。雨音が響き渡りましたがお出かけの方は大丈夫でしたか。この頃は不安定な気候が続くので、体のバランスを崩さないよう体調にも気をつけて過ごしたいですね。