ソフィア・コッポラ監督の作品、映画「マリー・アントワネット」
華麗な衣装や派手なヘアメイクの他にも、色とりどりのマカロンが印象に残り、キルスティン・ダンスト演じるアントワネットの生涯が、多くの女性の心を惹きつけた映画です。
宮廷で着ていた数々のドレスも素敵でしたが、宮廷の生活にうんざりして田舎風の穏やかな暮らしを送っていた時のリラックスした木綿のドレスの美しさに目を奪われ、それをヒントに生まれたドレスもあります。
下の写真は、映画の中でもアントワネットが、14歳の時に単身でオーストリアからフランスに嫁いできたときに着ていた清楚さ溢れるドレスからインスピレーションを得て制作したドレスです。
凛とした緊張感のある初々しさ、そして気品を表現しました。
シルクのリボンをいつくも重ねたチョーカーと
バックスタイルの大きなリボンもポイントです。
素材は厚手のシルクタフタ。
スカートのドレープを美しく見せるのにふさわしい素材です。
今日は初めてお会いするお客様の他に、久しぶりにお目にかかれたお客様、そしていつも髪の毛を切ってもらっている美容師さんでお友達(以前ドレスをオーダーしてくださったお客様でもある)がご来店されました。
新しい出会いも、そして繋がりも、とてもありがたくて嬉しいと感じた日曜日でした。
ものづくりは地道で道のりが長く、大変だと思うことの方が多いですが、その先には喜んでくださるお客様や、応援してくれる方々の存在に支えられているから、いつまでも飽きることなく続けられるのだと思いました。
今日という一日に感謝です。
明日から始まる一週間も、みんなにとって実りあるものでありますように。