2013年の夏に東京国立博物館で見た「和様の書」展。
文字が持つ力の神秘に感銘を受けました。
絵画とはまた違う特別なパワー。
中国の漢字とは違う日本特有の美しさとやさしさに惹かれ、2回足を運びました。
一番こころに残ったのが、平安時代の少しだけ漢字が混じったひらがなの書。
およそ1000年前の平安時代に書かれた文字を、今の時代の私たちが目にすることができることにも感動しました。
平安貴族たちは、恋の成就のためにも筆の腕前を磨いたそうです。ロマンティックですね。
「和様の書」展を見て以来、ずっと書のことが気になってはいましたが、ちょうど知り合いのアーティストさんがご自分の工房で書道教室をされるとのことで、ご縁をいただき、驚くほどの良心的な価格で、素晴らしい先生にご指導いただけることになりました。
下の写真は家での練習風景。「あ」はとても難しい!
小学生のお習字の時間に戻って、お手本を見ながらのお稽古。
書道の先生に感動するのは、下手な字の中にも注意するべき点ともに、必ずいいところを見つけてくれて褒めてくれること。
大人になってからは、こんなにも暖かい母心で見てもらうことがあまりないので、恥ずかしくもあるのですが、むずむずするくらい嬉しい気持ちになることを発見。
素晴らしい書道の腕前とともに、類まれな包容力をお持ちの先生と出会えたことに感謝。
活躍中の女性映画監督の事務所を兼ねた工房では、アーティストさんご自身がお夕ご飯も作ってくださって、500円でこんなにも素敵なお夕飯もいただけるんです。場所は世田谷代田駅から2分、下北沢駅からも徒歩10分くらいの場所です。

とびきり美味しいお料理を、楽しいおしゃべりをしながら囲む贅沢な時間。
水曜日の昼間・夜に月1回ずつ書道教室を開催しています。
ご興味のある方は、世田谷代田の空間工場さんチェックしてみてくださいね。
ちなみに5月は
(5月18日は午後2時から)(5月25日は午後7時半から)の開催です。