Qお友達ができません・・娘の事を理解してくれるお友達が出来て欲しいです | Luce

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発達障碍の女の子の家族のお悩みQ&A

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この質問とてもよく受けます。

まず・・友達の定義から考えてみましょう。
友達とは・・・互いに心を許し合って、対等に交わっている人(https://kotobank.jp/word/%E5%8F%8B%E9%81%94-585036

ここで問題になるのは「心を許し合う」と「対等」という部分になります。

発達障害の子は共感覚が苦手です。心を許し合うと言うことがわかりづらいです。

コミュニケーション、社会性、イメージ力に問題があり、対等にはできません。

 

親はつい我が子可愛さに「理解をして欲しい」と言いますが、となるとこちら側も相手のお友達に対して「理解をしてあげる」事が出来なくては「対等」の関係とはいかなくなります。


つまり、

 

理解をしてほしい=うちの子は対等に出来ないけど他の子はうちの子を対等に見て欲しいと思ってはいませんか?

 

この様に考えている場合の「お友達」は残念ながら諦めて下さい。

 


うちの子は障害があるからあなたの事は理解するのは難しいけど、うちの子の事は理解して何かあっても大目に見てサポートしてほしい。
しかし、一般の他の親たちも同じように思っているのです。

お互いが、うちの子にとって理解してくれるお友達になってほしいと・・。


大人でさえ友達ではなく理解してくれる人は支援者です。

そして社会ではその大人でさえ一般の方々は理解者にはなる事すら出来ていないのです。
それが出来ないから子どもです。

 

「対等」と言うなら発達障害どうしなら「友達」になれるかも!

支援者が間に入り、取り持つ事は出来ます。仲間として共に活動することはできます。

 

それは支援者が問題が大きくならないように、問題を出来るだけ避けるような判断し導く事が出来るからです。

発達障害の方だけでは判断が難しい為トラブルになりやすい。

まだまだ社会としての段階は彼女たちの存在は理解が薄く、一般の大人でさえ支援が難しいのが現状です。

そんな内容を子どもに求めるのは酷ではないでしょうか?

まず、大人たちが理解し、その対応や理解を広げ子ども達へ伝えていくことをせずして「お友達」は仏様を見つけるのと同じくらい難しいと思います。

では、どうすればいいのか?

 

友達ではなく活動を一緒に出来る仲間を見つけましょう。

同じ目的に向かい活動する仲間を沢山見つける事です。

その活動の中で、人への興味を育て、コミュニケーションの練習をしながらお互いの影響を感じる事から進めて行く事が大切です。