繊細な左脳派さん向け自己信頼育成コーチのAKIKOです。
かつてAKIKOがサイキックやヒーリングを学んでいた時、日本はスピリチュアルブームでした。
その影響をうけてスピリチュアル能力に長けた方々が、ご自身の経験や能力をblogに堂々とUPされいらっしゃいました。
いずれ起業を…と考えていたAKIKOは、その方々のblogを参考の為に読んでいたのですが!
スピ系のblogを読めば読むほど、落ち込んでいくAKIKO。
だってさー、blog書かれている皆さんのスピ能力が凄すぎて!
当たり前のように天使とコミュニケーションとったり、神様と繋がったり、ドラゴンを使役したり。
まぁとにかく凄すぎたんですね。そんなエピソードを読んでいたら当然駆け出しのスピリチュアル初心者としては自信がなくなっていくわけで。
そして凄いエピソードばかり語られると、なーんかソレが鼻につくというか。
文章の端々から「こんなにスゴイのに、こんなに謙虚なアテクシ」臭を感じるのよ。
ええ、僻みですがそれが何か?
あとお金に対する忌避感もすごかった。
「スピリチュアル能力でお金を稼ぐなど言語道断!」みたいな。
スピリチュアルを勉強するのに200万くらい使っていたAKIKOとしては、「スピリチュアルをお金に変えてはいけないのか、でもなー」と葛藤しておりました。
普通に起業するときには当たり前のように利益率を考えるのに、頭に「スピリチュアル」をつけた瞬間「儲けるのダメ、ゼッタイ!」になる不思議。
まぁ、そうなってしまうのも理解できなくはない。
この時代のスピリチュアルは「癒し」がメインでした。
癒す人・癒される人の関係性は共依存に陥りやすいんですよね。他者からの称賛は心地よく、その結果、怪しい団体の教祖様になってしまう人も。
あとスピリチュアル/サイキック能力が高い人は、悪しき世界ともつながりやすいんです。
自分の能力におごり、知らず知らず悪しき世界のエネルギーに心身を乗っ取られる場合もあります。
それらを防ぐ意味で「お金に執着してはダメ」という事なのでしょうけど…。でも、それだと根本的な解決にならないんですよね。少なくともAKIKOはそう思います。
力を持つからには、それを技術的精神的にコントロールする必要がある。
その指南書として、AKIKOは「彼方から(ひかわきょうこ作)」をお勧めします。
この作品は異世界に飛ばされたノリコを中心として、自分の力を恐れる者と自らの力に溺れる者達の姿を描いています。
力を自らのアイデンティティにするとは、どういうことかというのも作中に描かれていて、昔と違ってスピリチュアル能力を誇る方ってあまりいないとは思うけど、戒めの為にもぜひ読んでいただきたい。
作中に出てくるクレアジータさんの「力」のとらえ方は心に響きます。
クレアジータさんは神か?! と言いたくなるほど悟った人です。
スター・ウォーズでいうところのヨーダみたいな人です。
シンプルな言葉で深い真理をついている作品です。
みなさま、ぜひ読んでみてくださいね。
Daria GłodowskaによるPixabayからの画像