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魅力開花プロデューサーのAKIKOです。

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カタルシス療法を発見したブロイエルの友人にジークムント・フロイトがいます。

 

そう、精神分析学の権威で知られているあのフロイトです。

 


Welcome to All ! ツによるPixabayからの画像

……フロイトって結構険しい顔をしているんですね。コワイ……:(´◦ω◦`):ガクブル


精神分析の権威が実は催眠畑出身だったというのは意外な事実ですが、催眠療法の歴史の長さを考えるとまぁ、ありかなと。

元々フロイトは自然科学者でしたが、留学奨学金を得てフランスで催眠を学び、ベルネームの指導を受けたこともあります。

 

彼はウィーンに戻ってから、ブロイエルと協力してヒステリーの研究に当たり、精神治療の分野に新しい観点をもたらしました。

ブロイエル&フロイトは、ヒステリーの背景に過去の不快な経験や苦痛な出来事が存在している点に注目し、そのときの不快な感情や記憶が無意識の中に抑圧されてしまったために、症状が引き起こされるのだと考えました。

そこで催眠中に問題の原因となった過去の記憶を思い出させ、心の底に押し込められている感情を発散させてやれば症状はなくなると考えました。これがカタルシス療法です。

カタルシス療法は、それまでの暗示によって症状を取り除く従来の催眠療法とは異なる画期的な療法でした。

 

と・こ・ろ・が!

このカタルシス療法によって症状が消えても、しばらくすると症状ぶり返してしまうという現実に突き当たりました。


前述のアンナも、結局のところ神経症の症状が戻ってしまったそうです。

せっかく編み出した治療法が無意味だったことに絶望したのか、結局フロイトは治療に催眠を使うことをやめ、心の中に浮かんでくることを思いつくままに話してもらうという、自由連想法を生み出しました。これが精神分析の始まりです。
 

フロイト君に失望されてしまったカタルシス療法ですが、まったく無益という訳でもないんですね。

 

感情解放による精神の癒しについては古代ギリシャでも着目されていましたし、現代の催眠療法でもカタルシス法は使われています。


しかしフロイト自身はあまり催眠の技術に関しては優秀ではなかったようで、やがて催眠を離れていきます。

 

この事で精神医学における催眠治療の地位は失墜していきます。

 

その後フロイトとブロイエルの友情がどうなったのでしょうか? そこのところ、ちょっと気になるAKIKOです。