「人は裏切るけど、お金は裏切らない」というマインド地雷が味噌樽大の鉄の塊→分銅になったものの、完全に消えるところまではいかなかったAKIKO。

 

数日後、湯舟につかってボーっとしていると、中世絵画の「両替商とその妻」と同じモチーフの絵が脳裏に浮かび上がってきました。

 

モチーフは同じですが、両替商の衣装が黒のベルベットで、もっと齢を取っています。どうやらAKIKOの前世のようです。

 

前世のAKIKOは両替商を生業としていて、年老いた母親や弟家族をやしなっておりました。が、若い嫁と息子同様にかわいがっていた甥が駆け落ちし(しかも駄賃代わりに自宅の銀器まで持っていかれたのよ)、弟夫婦に怒鳴りこみに行くも「間抜けニヤニヤ」と嘲笑われ、母親に泣きつけば「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われ…。

 

長らく弟一家を経済的に支え、母親の介護のお金まで全額負担していたのにも関わらず、それらを当たり前とされ、むしろそんな自分をバカにされたAKIKOはそれ以降、誰にも心を開かずお金だけを信頼する人生を送っていたようです。

 

なので弟一家と拘わらず、自分の生きたいように生きるようにイメージをしてみた結果、両替商を生業にするのは変わらないのですが、適齢期にそこそこの娘さんと結婚し(結婚が遅くなったのも、援助がなくなるのを恐れた母親や弟の反対があったらしいです)、子供をもうけたものの、母親や弟一家を憎み続け、監視し続ける人生を送ったようです。……これも疲れる……(´・ω・`)

 

そこで弟や母親となぜそこまで反目するようになったのを探ることにしました。

 

AKIKO@前世が生まれた中世では当然のことながら年寄りが敬われ全権限を持っていました。豪商の家に生まれたAKIKO@前世は長子ということもあって、母親の手から取り上げられ、祖母の手によって育てられました。母親はそれがつらく、父親になんども訴えたのですが、マザコン気味だった父親は都度うやむやに。たび重なる想いを無視され、自分より祖母になつくAKIKO@前世に憎しみを抱くようになったみたいです。

 

そして待望の次男が生まれると、祖母の手に渡さず自分の手元に置くことに成功しました。そこから弟一筋に。しかしAKIKO@前世への憎しみと敵意は変わらず、それをそっくり弟も引き継いだということらしいです。

 

AKIKO@前世は物心つくころには(当たり前ですが)祖母より母親の方になついていたのですが、一度拗れた親子関係は元に戻らず。それでも母親に愛されたくて必死だったようです。

 

なので、祖母の手で育つ→母の元で育つに変えたところ、母親との関係が改善しました。その後、普通に幸せにくらしましたとさ。

 

この人生でAKIKO@前世が学んだことは、

 

「他人の領域を犯してはならない」

 

だそうですよ。他人の領域を犯さない=相手を尊重するということですね。

 

その後、AKIKO@前世は分銅を持って無事、成仏してくれました。分銅を持って行ったのは「これも私の人生の象徴だから」ですって。両替商という仕事は存外悪くなかったようです。

 

こうして自分の地雷マインドの原因を知る事で、AKIKOの潜在意識は一応納得したのでした。ね? 原因を知るって大事でしょう?

 

しかし、一つの地雷を片付けたらその奥にさらに一つ、地雷があったのでした。