AKIKOのプランタン銀座にまつわる思い出を一つ。

 

プランタン銀座は時々屋外で古本市をやっていたんですね。

 

古本と言ってもたぶんデッドストックだったと思うんだけど、けっこう高額な本や洋書などもきれいな状態で売っていて、何かと重宝していました。

 

さて、そんなある日のこと。いつもどうりプランタン銀座に行ったら、その日も偶然古本市が開催されていました。

 

本の山の中に洋書があるのを見つけたAKIKO、何の気なしに立ち読みしはじめました。と言っても、英文を読むのは面倒なので、イラスト目当てにパラパラページをめくっていたのですが…。

 

40~50年代のコカ・コーラの広告をイメージさせる、可愛らしいイラストでしたが、ページをめくれどめくれど、描かれているのはクールカットにした水兵さんばかり(初代バービーケンをもうちょっと可愛くした感じのイラストでした)。海軍の正装やセーラー襟の上着に半ズボン、水着姿等色々ありましたが、しかしモデルは水兵さんオンリー。

 

これはいったい何の本なのか…? 不思議に思いながら次のページをめくった瞬間、AKIKOの眼に飛び込んできたのは、

 

褌一丁でさわやかな笑みを浮かべながら甲板に立つ初代バービーケン、もとい水兵さんのイラストでした。

 

AKIKOが静かにページを閉じて本を戻したのは言うまでもありません。

 

いや、いやいやいやいやいや……。今思えば頑張って全ページに目を通しておけばよかったなと思いますが、当時はまだ初々しかったのよね(笑)。

 

水兵さんイラストの本がどういうコンセプトのもと、制作されたかはわかりませんが、当時のゲイの人たち向けだったのでしょうね、きっと。

 

水兵さんを描いたのは当時の海軍にはゲイが多かったのか、あるいは水兵さんであれば男性の裸を描いても不自然ではないという計算があったのか。

 

いずれにせよ、当時のゲイピープルの苦労をしのばせる感じではありました。

 

こんな思い出でごめんなさい、プランタン銀座。