先日テレビを見ていたら、自分で作った作品をネットで売って、収益を上げている主婦の方々がインタビューされていました。わざわざテレビで取り上げているっていうことは、最近また主婦の起業が多くなっているのかな?
たしか5~6年くらい前も主婦の起業がテレビで取り上げられていましたよね。隙間時間に自宅でお仕事にすることで、家事も手抜きせず、お金も稼げてハッピー! みたいな。すでに起業していたAKIKOはテレビを横目で見ながら「そんな簡単なものじゃないよー」とぼやいていました。
まぁ起業したい、あるいは自分の作品を売りたい人って、お金が欲しいだけじゃなくて社会と繋がりたい、自己実現したいという想いがあるんでしょうね。その気持ちはよく解る。家事と育児をやってさらにバリバリ仕事なんて現実的には無理。だけど起業すれば自分の都合の良い時間で働けるかも! という思考になりますよね。
ひとくちに女性の起業と言ってもいろんなジャンルがあるけれど、自分の作ったものを売るっていうことに関しては、5~6年前に比べて随分ラクになったんじゃないかなと思います。
Jimdoが普及したことでHPも作りやすくなったし(あの頃もJimdoあったけどね)、作品を掲載してくれるネットショップもたくさん出来たし、何といってもスマホの普及は大きいと思います。
とは言え「売りやすくなった」ことと「売れる事」は違います。
じゃー売れる作品ってどんなの? これはもうお客さんの好みがあるし、流行り廃りもあるので一概には言えません。ただ売れている人たちのインタビューを見て思ったのは、彼女たちは自分の得意を活かして、売れる状況を作り出しているってこと。
インタビューを受けていたお一人の方は短時間で大量に作ることで作品数を増やし、もう一人の方はお客様の要望に応えて細かなカスタマイズをされていました。
これはあくまでもAKIKOの独断と偏見ですが、モノづくりをする人たちは大きく分けて、ビジネスタイプとアーティストタイプがあります。
彼女たちはビジネスタイプですね。お客さんが欲しいものをリサーチし、それに合わせて自分の作品を変えていくタイプ。自分の作品に対するこだわりや思い入れがないわけじゃないけど、それより売れる事が大事。フットワークの軽さが身上です。
一方アーティストは作品を創る事が好きで、自分の世界を大切にしたいタイプ。オリジナリティーが身上です。このタイプにとって作品作りは自己表現なので、デザインは妥協できないし、作品を否定されると落ち込みます。寝食を忘れて作品を創るけど、苦悩も多いタイプ(笑)。こういうタイプはどうしたら良いかというと、
ぶれずに自分の世界を作り上げる。
これに尽きると思います。
昔、偶然デパートの催事場で行われていた若手女性デザイナーたちによる展示即売会に立ち寄った事があります。
それまでAKIKOが目にしていたのはブランド化された、一般受けする商品ばかりで、個人デザイナーさんの作品を意識して観るのは初めてでした。
やや広めのスペースにはAKIKO好みのデザインもあり、まったく好みではないデザインもあり。それでもちゃんと作品が売れるんだなと思ったら(図々しい(笑))、目からウロコが落ちました。
万人に受けるデザインは当たり前だけど、ない。だけど自分の世界を徹底して作り上げたら、そこにはちゃんとファンがついてくれる。ちょっと時間がかかるかもしれないけれど、これがアーティストタイプの売れ方ですね。
まずは自分がビジネスタイプか、アーティストタイプか。見極める事が大事。あなたはどちらですか?
しかしプロとして独立する方は、当たり前だけどビジネスとアートのバランスが優れていらっしゃいます。AKIKOが現在通っている彫金教室の先生はご自身の独特の世界の作品を作りつつ、お教室の月謝の金額はとてもシビア(笑)に計算されていらっしゃいます。そのバランス感覚、AKIKOも見習わないとなぁ…。