朝活11日目。
名前のことだま®×ジパングコード®
知識ゼロでわかる古事記
『名前で紐解く日本の神様』を学んでいます。
いろんな歴史学者や
専門家の方が、古事記について
研究されていますが
名前のことだま®では
①神話のあらすじを知ること
②神話を生活に活かすこと
をポイントにおいて紐解いていきます。
神話の中に
日本人が大事にした精神、文化を汲み取り
現在の生活に活かす。
過去と現在の「むすび」ですね。
名前のことだま®で紐解く
日本神話（古事記）のキーワードは２つ。
①使命に生きること
②二人(みんな）で助け合って生きること
神話から学んで家庭に
そして社会に活かしていきましょう♡
今日は、スサノヲの神話から学びます。
天の岩戸開きのあと
スサノヲは高天原を追放され
中つ国の出雲の国へと降り立ちます。
そこで、泣いている老夫婦と娘に出会います。
泣いている理由を尋ねたところ
娘をヤマタノオロチの生贄にしないといけない、と答えます。
老夫婦は
父：アシナヅチ
母：テナヅチ
娘の名前はクシナダヒメと言いました。
アシナヅチ=足を撫でて育てた意味
テナヅチ=手を撫でて育てた意味
撫でるように大事に育てた
大和撫子の起源となったとも言われています。
そこで、スサノヲは自らの出自を伝えて
クシナダヒメと結婚することを認めてもらい
ヤマタノオロチを退治することを誓います。
スサノヲはクシナダヒメを櫛に変え、髪に挿して
ヤマタノオロチ退治に出発します。
櫛を身につけることで
女性の持つ霊力（ちから）を
身につけたことを意味します。
ひめ（女性）の持つ霊力（ちから）は
相手の持つ才能、能力を引き出すとされていたのです。
これまでスサノヲは
自分のことしか考えず
スサノヲの持つ力は暴力として現れていました。
クシナダヒメと一緒になることで
暴力でなく、人々を助ける力として発揮できるようになったのです。
西洋のドラゴン退治は
男性がひとりで戦いに行き
ドラゴン退治をしたあとに、英雄としてお姫様と結婚する物語。
日本神話のスサノヲのドラゴン（ヤマタノオロチ）退治は
スサノヲがひめと共にドラゴン退治に行く物語。
ふたりで力を合わせて、助け合って戦うところが面白いですね。
これは、男性が何かしようとするときに
ひめ（女性）の力が必要
ということを暗示しているのですね。
ヤマタノオロチを退治したスサノヲは
クシナダヒメと住む宮を作ります。
そして、最初の和歌と言われる歌を詠みました。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに
八重垣作る その八重垣を
※クシナダヒメのために立派な宮を作る歌です。
垣は、聖なるものを守る結界を表しています。
クシナダヒメを大事に守るスサノヲの気持ちを表した歌です。
この物語はスサノヲの成長物語。
乱暴で自分のことしか考えない
幼稚な男の子が
和歌を詠むほどの
優雅な大人の男に変わっていくプロセスを描いています。
＜日本神話における男子の成長 ３つの法則＞
①女性の支え（ひめの力を得ること）が必要
※クシナダヒメとの結婚
②試練を乗り越える
※ヤマタノオロチ退治
③外に出ていくこと（冒険、旅）
※高天原から地上（出雲の国）へ行くこと
クシナダヒメに象徴されるひめの力は弱さでした。
男性に自分がいないとダメと思わせる力。
男性に甘える力。
暴力を勇敢さに変え
粗雑を雅（上品）に変える力。
弱ささえも、力となるのです。
わたしもそうですが
今の女性は、男性に負けたくない
弱さを見せられない
そんな女性が多いのではないでしょうか。
自分の中にあるクシナダヒメの要素を磨いて
まだまだ幼稚で頑固な男性を
立派な頼れる男神へと成長させていきましょう。
日本の神話は
ひめ神の存在なくしては、語れません。
男性が活躍するそばには
いつも女性の支えがあったのです。
次回以降も神話に登場するひめ神から
ひめの力を学んでいきます。
明日は、オオクニヌシの神話を学びます。
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