青いダンゴムシについては後半で書きますね!
ちなみに運が良いと6月頃にみられるみたいです。
突然ですが、ダンゴムシが虫(昆虫)じゃないってことを知っていますか?
「ムシ」って付くのに昆虫じゃないんです。エビやカニと同じ甲殻類なんです。
意外ですよね~。甲殻類はほとんどが水環境で暮らして、完全に陸上生活に適応しているのはダンゴムシ・ワラジムシなど僅かなようです。
今日はそんなダンゴムシについて書きたいと思います!
もちろんダンゴムシの記録じゃなくて、ちゃんと育児記録(のつもり)です。
今年の春頃から子どもたちが通っている保育園でダンゴムシが大ブームになりました。登園中にも花壇でダンゴムシを捕獲し、園まで持っていくルカくん。子供の頃は平気で触れたのに、いつからか、ちょっと抵抗感がでますよね。だけど、嬉しそうな顔で「ダンゴムシだよ~」と持ってきてくれるので、結局一緒に触ってしまいます笑。ママも頑張って触っていますよ。
通っている保育園の対応が素晴らしかったので、ご紹介させてください。
なんと、教室にダンゴムシの飼育ケースを用意してくれました!
園の散歩中に捕獲されたり、登園時に持ち込まれたダンゴムシを昆虫ケースで飼育してくれるんです。2歳児クラスなのに小学校の理科学習みたいですね。はじめはケースに土を入れなかったせいで、ダンゴムシ達がすぐに干からびて死んでしまい、徐々に土や石や落ち葉なんかが増えていきました。保育園の先生達が試行錯誤してくれたようです。保育だけでも大変なのに、本当にありがたいことです。
そんなときにダイソーで、ダンゴムシ迷路という商品をみつけたので、即購入しました。買って初めて知ったんですがダンゴムシには、交替性転向反応という習性があるんです。 「右に曲がった後、次の曲がり角では左に。 左に曲がった後、次の曲がり角では右に曲がる」と、方向を左右交互に変えながらジグザグに進む習性のことで、迷路はそれを確認できるものとのこと。ダンゴムシにそんな習性があるなんて知りませんでした。
子どもたちと一緒に、実家で何匹か捕まえて、迷路にいれてみました。ひっくり返ってしまったり、動かなかったりで、なかなか上手く交替性転向反応は観察はできず。けど、皆で眺めていると、お腹の白いダンゴムシから何か粉みたいのが出てきました。よーく目を凝らすと、小さいダンゴムシの赤ちゃんでした!生まれたばかりのダンゴムシは白いんです!これも新発見
ママはやや引き気味でした笑。ルカくんは赤ちゃんダンゴムシに大喜び。ニコちゃんは、なんだかダンゴムシを食べようとしている気配を感じたので、そっと距離をとらせました笑。迷路は1回使用した後は、赤ちゃんダンゴムシのインパクトもあって、自宅では使用しない方針に笑。保育園に寄付したら喜んでもらえました。
そうやって日に日にダンゴムシ愛が深まっていく2人(主にルカくん)。
ふと、このダンゴムシブームはいつまで続くのかなって思い、ちょっぴり寂しくなりました。
「しなぷしゅ」「はたらくくるま」「とんとんとんとんひげじいさん」
「からだ☆だんだん体操」「ジャンボリミッキー」挙げればまだまだ出てきますが、
あんなに熱中して大好きで、こんなに繰り返し見ていられるのかと感心半ば驚愕していたブーム達も、いつの間にか過ぎ去り、最近はyoutubeでつけても「かえであーたんにして!」と断られてしまうようになりました。当たり前ですよね、それが成長だとおもいます。
このダンゴムシへの熱狂もそのうち終焉を迎えると思います。
だけど、だからこそ?? 今の2人の「好きなこと」に全力で寄り添ってあげたい。
そう思って、我々も一緒に、このダンゴムシブームを楽しむことにしました!
早速、ダンゴムシに関する本をいくつか購入しました。
ちょっとだけ書籍紹介
さて、タイトルに書いた青いダンゴムシですが、『だんごむしまつり』や『おどろきダンゴムシ図鑑』に出てきます。ネタバレになってしまうので、それが嫌な方は、本を読んでからにしてくださいね。
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ネタバレ注意
青いダンゴムシの正体は、イリドウィルスに感染した病気のダンゴムシなんだそうです。
人間には移ったりしないのでダンゴムシを触っても大丈夫です。調べてみると500匹に1匹だとか。ポケモンの色違いみたいですよね。冒頭でも書きましたが、見られるのはちょうど今くらいの6月頃だそうです。検索すると画像が出てくるので、よかったら見てみてください。
宝石みたいに美しい青色をしています。『だんごむしまつり』は、この青く輝くダンゴムシが登場して、すこし切ないけど大切なことを教えてくれる、そんな内容でした。
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さて、今日の話をまとめたいと思います。
一緒にダンゴムシを探すこと、ダンゴムシの本を買うこと、ダンゴムシの話をすること、そうしたことで、子どもたちに十分に向き合えているのかは分かりませんが、子どもたちが今見ているものや感じていることを少しは共有できたように感じました。
「育児は育自」とは、何処かで読んだ言葉です。もとは、子育てを通した親の人格的・精神的な成長を説いている言葉だと思います。ダンゴムシのエピソードは、そういった高尚な話ではないです。それでも育児をする中で、子どもたちの興味に一緒に目を向けていけば、親が知らなかったような経験や知識が得られる(≒育自できる)ということを教えられた気がします。ダンゴムシブームのおかげで、ダンゴムシの奥深さを学ぶことができました。
いつか「どうしてうちにはこんなにダンゴムシの本があるのか」と聞かれることがあれば、今回の話をしたいと思います。ダンゴムシは落ち葉を食べて、植物が育ちやすいように土地を改善してくれる益虫でもあります。今回のダンゴムシブームが、2つの木が育つ我が家の土壌を良きものにしてくれることを願います。