今回の本能寺は麒麟どころか鬼が群がりそうな雰囲気ですね。(この部分を書いてる時点で放送前)

前回ラスト織田信澄の不穏な発言がありましたが、公式さんの予告映像を見る限りでは信澄は光秀を焚きつけるために数々あった「要素」の一つであり、他の人物も少しずつ関与しながら光秀の心に「下剋上」をくすぶらせていたのかなと思いました。

信長が光秀を折檻するきっかけとなった家康の饗応事件でも、通説となっている「食事が傷んでいた」ではなく家康自身が「…毒じゃ」と呟いてましたし。

 

それではドキドキしながら本編いきます。

(ネタバレがありますので、視聴前の方はご注意ください)

 

・花押の真似を練習してまで文書偽造って執念深い…と思ったらお母さんの刷り込みでしたか。

・「信長を討て」と言う信澄さんの実父さんがかつて大河「信長」で主役を張っていたのは…狙ってますねー。でもその重圧に負けないくらい堂々とした演技。さすが。

・いったん安土に戻っていた羽柴家来衆の会話。のちに「大返し」の役に立つとは。

・瓢箪の逸話まで登場。

・家康に出された鯉は、実は信長に出されるものだったとは。狙われたのは信長。

 「麒麟がくる」の帰蝶さんの台詞をそのまま…というか家康、さすが薬マニア。

・信長のドロップキック。いやマカンコウサッポウ?

・まて家康、その包み。一瞬ヒヤッとしたよ。というか若いな忠勝。

・大事な人を死なせてしまったという点では、家康もお市さんも同じ…って待て、お市さんも候補に?いえ、まさか。

 信長と同じ、誰も信用できない心境が見る側にも伝わってくる展開。凄い。

・そこで小一郎が安土に来た意味が出てきたとは。

 「しょっちゅう殺したいと思った」ってまた正直な小一郎。たしかに生家で墓まで作ってましたね。

・力を貸してくれと言ったのに、自分が貸す側には回りたくない足利義昭。

 梯子を外されたついでに、信澄が書いた偽文書を屋敷にでも残して…いえ何でもないです。

・すごい…ことごとく周りの人物が過去に殺めた者達に見えてしまう信長のメンタル崩壊を描く演出。

 敦盛もいいけれど、こちらの方が今回の信長らしいです。

・緊迫した場面にかなり下世話な話で恐縮なんですが、ふんどしの前が垂れている理由の一つを見た思いの立ち回り。

・その刀は不動?薬研?

・信長が最期に思い出すのが羽柴兄弟というのが…本当に心を許していたのがこの二人だった。

 だからこそ、秀吉は信長の恩に報いるために強行軍で光秀を追討にかかったのか…。

・主を介錯せずその場を離れた乱丸。

 本来なら、そこで介錯して差し上げるのが最も主君を苦しめないと知らない筈ではないのに。

 次回予告で小一郎が言った台詞の真実や如何に。

 

 

結果として信澄が信長を焚きつけた+毒を盛った事がきっかけとして描かれていましたが、最終的には信長は自ら破綻していった感じが強い本能寺でした。狂い死ぬ、というか。

長続きしなかった権力や序列を「三日天下」と言います。

光秀が本能寺で下剋上してから秀吉に討たれるまでの期間があまりにも短かった事に由来するとされますが、実際はその期間は11日ありました。結果は変わりませんでしたけれどね。

むしろ、その時点で中国地方の備中高松城(岡山県)の水攻めの最中に本能寺を知る→すぐ和睦→引き返して誰より早く光秀を討った秀吉の手腕から秀吉黒幕説(すみません今回の大河も秀吉黒幕の可能性ありだと思ってました…)まで唱えられています。

 

ただ、本能寺の変を知るや否やさっさと伊賀越えしてしまった家康、追放された足利義昭、毛利や長曾我部、さらに今回のように織田一門の遺児説や光秀の家臣・斎藤利三説など、本能寺の真相はいまだ謎に包まれています。

最近になって、本能寺の変の当日に光秀は本能寺近辺ではなく鳥羽にいた説まで出てきていますね(紀行でも触れられていましたね)。

じゃあ誰が?

…いずれ解明されるような書簡が出てくるのかもしれませんが、そういったミステリーな部分が残されているのもまた歴史の面白さであり、想像の余地があるから様々な物語が生まれるのだと私は考えています。

史実にぴったり忠実な作品は、ともすると「レポート」になってしまいますし^^

光秀が逃げ延びて「南光坊天海」になった説も、絶対になかったとは言えないでしょう。