こんにちは!

 

 

なぎさです!

 

 

 

二年間お付き合いをした彼に

突然別れを告げられ

ショックを受け、

泣いて引き留めようとした私でしたが

 

 

 

職場での新しい出会いに目を向けるように

私を思いやってくれた彼の優しさを

どこかで感じていました。

 

 

 

前回のお話はこちら↓

その次の日から

毎日のように続いていた彼との電話はとぎれ

私は淋しさに耐えていました

 

 

 

どのぐらい月日が過ぎたかは覚えてないけれど

一度だけ彼が電話をくれて

わたしたちは近況を報告をしあいました。

 

 

この時

彼は私のことを本当に気にかけてくれていたんだな~と

暖かい気持ちになったのを覚えています。

 

 

 

二十歳の私は

会社でのなれない仕事に奮闘しながらも

昼食時間や休みの日には同期の友達との

交流を深めていきました。

 

 

他店の

私がファンになった彼からも

時々誘われて

 

 

 

目の前でジャズを演奏してくれるバーや

海沿いの小さなホテルでのランチなど

大人なデートに胸をときめかせていました。

 

私はそんな彼にレベルを合わせようと

精一杯の背伸びをしていました。

 

 

ある時

「今度ドバイに出張するんだ」

という彼に(ドバイってどこ?)と思いながらも

 

 

 

私は

「気をつけていってきてください」

という言葉とともに

何だったかは覚えていないけど

小さなプレゼントをしました。

 

 

 

一か月ほどの出張後

帰ってきた彼は

「あの言葉とプレゼントが嬉しかった」

と高そうな香水や他にもいくつかのプレゼントをくれて

 

 

私たちはそれからも

時々飲みに行ったり、

休みの日にデートしたりしました。

 

 

 

彼の誕生日には

絶対に彼に気に入ってもらえる

プレゼントをしたくて

 

 

 

一生懸命探した

外国のコインでできた

なかなか高価なネクタイピンを選びました。

 

 

 

デートをしていたある日

彼が言いました

「誕生日にもらったネクタイピン、

後輩とビリヤードをしてたら壊れちゃったよ」

 

 

ネックレスにして、首につけてくれていました。

 

 

もうキュ~ンキューン

 

 

またある時は

私の勤める支社に来ていた彼に

廊下ですれ違ったので

私は喜んで声をかけようとしたのに、

なぜかスルーされて

ショックを受けていると

 

 

「今日は○○さんと飲みに行く約束をしてたから

そっちに行ったよ、○○さんの前で声はかけられなかった」

と電話をくれて

またキュ~ンキューン

 

 

ちゃんと私の気持ちを分かってくれているんだ

と感動することが何度もありました。

 

 

また、彼の友達とスキーに行った時のこと

スキーが初めての私に彼は

つきっ切りで教えてくれていたのですが、

それまで一度も自分一人で滑らなかった彼が

 

 

 

俺にも一回だけあそこに滑りに行かせてくれ、と

そそり立つぐらい急な坂を

華麗なパラレルで滑り降りてきてまたキュ~ンキューン

 

 

 

そればかりか

真っ白な雪の中で迷子になって泣いている

3歳ぐらいの男の子を見ると

「ちょっと行ってくるわ」

とヒョイとその子を抱き上げて

救護所まで滑っていく彼に

キュン死キューン寸前の私

 

 

 

今まで見たこともない世界を見せてくれ

いつも言葉にできないような気持ちを

感じ取ってくれる

知れば知るほど素敵な彼の人柄に

どんどんひかれていった私は

 

 

何とかしてついていこう

彼に好きになってもらいたい

いや、嫌われまい

として必死でした。

 

 

 

ある時

彼が作って欲しいと言っていた

スキーパンツの上、足首あたりにつける

レッグウオーマーを作ったのですが

 

 

 

裁縫大嫌いの私が

裁縫苦手ともいわず




ハイハイと二つ返事で

ポケットまでつけて

ひっかけ縫いも端から端まで

バカ丁寧なぐらい頑張りました笑い泣き

 

 

 

今書いていて思うのは


 

彼はがっちりはしていても

背はそれほど高くないし

男前とはいえなかったけれど

 

 

人柄が滲み出る素敵なオーラをまとった

生粋のプリンスみたいな人だったんだなぁ。

 

 

 

また私の誕生日には

彼が中華料理のお店を

予約してくれていたのですが

 

 

 

食事の後に個室に移動したかと思うと

彼がプレゼントを渡してくれて

 

 

 

「おめでとう」

とわたしを抱きしめてくれるのです

 

 

 

それは、

欲望にまみれた力まかせのハグではなく

優しく包み込まれるような抱擁

 

 

 

もちろん

キスしたりはしませんラブ

 

 

 

彼は言葉では言わなかったけれど

 

 

 

「生まれてきてくれてありがとう」という

私が求めていた愛情そのものを感じる

暖かいハグ

 

 

 

( 彼にも、他の誰にも話した事のない

私の心にいつもある寂しさが

優しく溶けて行くような気がして)

 

 

 

私は生まれてきてよかった

初めて心の底から感じたのでした飛び出すハート愛

 

 

 

彼との素敵な思い出を

書いていたら止まらないので

次回に続きます。

 

 

 

次回

私の人生を変えた出会い2

に続きます。