ご長寿まで生きられる自分であるかは謎ですが、ご長寿の方々と接して気づいた心模様があります。
長生きすると、身体が自由に動かなくなり、出来ることも減って、イライラしやすくなったり。
面白いこと、楽しめることが激減し、時間を持て余してしまったり。
周りから疎ましがられているように感じ、早く死んだ方がいいし、死にたいと思ってしまったり。
いろいろな悲しみと不安を抱えていらっしゃるのだろうなと。
高齢の親戚と接するとき、よく年齢の話になります。
「私はいくつかしら?」
自分の年齢も忘れがちのお年頃なのですが……
「あと数年で100歳ですよ」と言うと、
「あらヤダわ」と。
「いいことですよ。おめでたいですよ。私はそこまで生きられるかわからないですが、確実に100歳になれそうですよね!」
そう答えると、ヤダと言いながらもとても嬉しそうです。
「世界の最高年齢は120歳くらいだと思うから、130歳になって、ギネスに載ったらいいですよ」と言ってみると、それもまんざらではなさそうでした。笑
20年も30年も決して短くはありませんが、すごく長いかどうかでいくと、100が近付く世代からすれば、人生の一部でしかないかもしれません。
「死にたいわ、何で生まれて来たんだろう」と言われることもありますが、そんなときはこう答えています。
「大丈夫ですよ。みんな死ねますから。死にたくないと言っていると気の毒で、死にたい分には問題ないですよね」と。
「ん? あぁ?」と、意味をわかっているかどうかが謎の反応だったりもしますが、最後にこう言います。
「だから、死のうとしなくてもいいと思います。みんな死んじゃうから。せっかく100歳が近付いているんだから、まずは100まで生きましょうよ!」と。
「100まで生きられるかしら?」
「もちろん、余裕だと思いますよ!」
高齢化社会で、人生がのびた分だけ人間が幼稚になり、精神年齢も低くなってきていると聞きます。
赤ちゃんと子供、若者の時代が長くなり、じじばば時代も高齢者時代ものびていくのです。
どうなんだろう。
そんなにのんびりしていていいのかどうか。
せっかく長老になれるなら、仙人みたいな長老や、困った人が相談に来るおばばやおじいになるのもステキですよね。
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何はともあれ、健康寿命ありき。
予防医療よりも健康維持ですね。