『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
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「魚」についての解釈です。
和のルノルマンカードということで、日本が世界に誇る錦鯉の絵柄になっています。
本書P74~参照
ルノルマンカードの世界で「魚」は金運や富に意味づけられていますが、正直、ピンと来ないと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(でも、高級魚の錦鯉であれば、豪華な世界観が浮かび、豊かな富という感じがするのではと勝手に思っていますが)
魚はたくさんの卵を産み子孫を増やすことから、世界中で豊穣や繁栄に意味づけられているのです。
そして、お金があるとどうなるのかも、魚の動き方で表現されていると解釈できます。
ダイビングをするとリアルに体感できますが、水中の魚は、360度の世界を自在に行き来します。
ひっくり返ろうが、斜めになろうが転びもしません。
X軸とY軸のどこにでも移動できます。
とても自由なのです。
富があれば、自由度が上がりますよね。
予算がこれしかないからここまでしか出来ませんとはならず、いくらでもお金をかけていいから、とにかく念願通りにしてくださいと言えてしまうのです。
という、シュールな「魚」の解釈でした。
お金があれば、わりと何でもできるし、できることが増えるかもしれませんが、お金では買えないものもあります。
人の心はお金では買い取りきれません。
賄賂を出したとしても、実際の気持ちまでを変えてしまうところまで、すべてをものにすることはできないでしょう。
魚が泳ぐ「水」は、人の心や感情を象徴します。
魚は、心という水を泳ぎ続け、人脈という富を味方につけているのかもしれませんね。
ということで、和のルノルマンカードの「魚」の俳句です。
「慎ましく 富に溺れず 泳ぎきれ」
富に溺れないでくださいね
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