『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
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プチルノルマンカードの「キツネ」の解釈は、嘘や計略、策略などが意味づけられており、ネガティブに解釈されることが多いでしょう。
しかし、和のルノルマンカードでは、お稲荷さんの仮面をつけたキツネが描かれ、ご利益がありそうですね。
本書P34~ご参照
日本では、キツネは悪者ではなく、米を蝕むネズミを食べてくれる益獣として活躍していました。
ネズミを近づかせないために、定期的にキツネが姿を見せてくれるようにと、油揚げで餌付けしていたそうです。
それが、中国の九尾の狐と結びつき、人を騙すことに結び付けられ、「狐に化かされる」といったことわざにつながっていったのでしょうか。
狐と狸は人を化かす妖怪のような存在感もありますね。
ところで、キツネのカードの解釈についてです。
必要な状況をどのように実現するか。
ここにフォーカスすると、「キツネ」がただの悪者ではなく、キツネの能力を最大限にいかすという、大和の心からの解釈ができるようになります。
頭を使えば味方になるキツネで、頭を使えないと、騙されてしまうかもしれません。
仮面をかぶるのは自分なのか、相手なのか。
知略をめぐらせる知性がカギになりますね
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