目標は大きく持ちなさいと言われたり、小さなことからはじめていくといいですよと言われることがありますね。
どちらも正しいけれど、実はどっちもどっちで同じとも言えるのかもしれません。
「大は小を兼ねるし、小は大きくなるもの」なのだなと。
たとえば、大袋入りのお菓子を開封し、かなり欠けているものがあったとします。
欠けているものから片付けて、欠けていないキレイな形のものを残そうと、なるべく小さな欠片から食べていくのです。
そうすると、小さすぎて、指先でそっとつまむだけのものがなくなり、もう少し大きめの欠片を片付けることになるでしょう。
そして、それを食べ続けていくと、いよいよ割れていない1つのキレイなお菓子だけが残されます。
でも、最後には全部食べてしまうでしょう。
というように、小さなものから片付けていくと、中くらいのものが小さなものになり、最後は大きなものしか残らず、それが小さなものになるのです。
大小はものにもよりますが、大抵の場合、小さなものの方が手軽にクリアできるでしょう。
1つでもクリアできると心が軽くなります。
気持ちに余裕を持てるようになれば、少し大きめのものでも手にしやすくなります。
自分にとっての敷居が下がるからでしょうね。
小さなものから挑戦する方がラクで手軽ですし、小さなことで練習してから、少しずつサイズアップするようにステップを踏むことも可能になります。
いきなり大きなものをゲットできれば、労力も減り、時短でコスパがよいという発想になりがちですが、大きなものは手軽にはいきません。
たまたまうまくいく可能性があったとしても、確実性は下がるでしょう。
失敗したときの精神的なダメージや、やり直しの手間暇、それに費やす期間などを考えると本当にコスパがよいと言えるのか。
そこも踏まえて、大小のどちらを選ぶかを考えなくてはいけませんね。
……………と、
こうしていろいろと考えることで、自分にとってのものの価値が生まれていきます。
それが自分の価値観です。
日頃の考察をタロットにまとめ、開いたページで考える本にしたものがこちら
ご予約受付中の新刊とあわせて、ぜひ、チェックされてみてくださいね