SNSが一般化し、誰もが思いを発信し、共感できる者同士で仲間になれるようになりました。
ネット上のことですから、その場限りの小さなつながりで、本当の意味で仲間になれるかどうかは個々に異なるのかもしれませんが。
とはいえ、本気になって怒りや反対意見を投げつけられて、炎上してしまうこともあります。
軽いようでいて重いネットの世界ともいえるでしょう。
ところで、表題の件です。
心で思うこと、感じることは仕方がありません。
本人の意図とは無関係に、ただ感じて思ってしまう。
好みや虫の居所にも左右される他愛のないものが気持ちであるともいえそうです。
ところが最近は、そんなことは呟かなくてもいいよということでも、SNSで発信する人が目立ち、無意識のうちに人様のお目汚しをしている残念なケースが増えています。
気心の知れた仲間内で漏らすような発言を、わざわざ公にしなくてもいいし、しないでほしいと思う人もいるでしょう。
言いたいこと、言ってやりたいこと、投げつけてやりたい恨み辛みは誰にでもあるはずです。
でもそれを、毎回発信することは、口に出していることと同じで、それはもう、生理現象を我慢せずに、トイレのないところで用を足すことと似たようなものです。
ネットだけのことだからOKと思っていても、人の言動はつながっています。
ネットだけでは済まされなくなって、リアルでもキレやすくなるかもしれません。