個人の輝き、人それぞれの魅力、個々の自由と尊厳……などと言うけれど、こうしたものを輝かせなくてはいけないというわりに、みんな同じ色になろうとしているように見えてしまう。
個性を大事して、自分をしっかり主張して自由に生きるなら、まずは人真似をしないはず。
人を真似る自由もあるのかもしれないけれど、それなら個性はどこに?
自分らしさ、あなたらしさとは?
通り一遍の輝きでは、誰も輝けはしない。
「女性の輝き」というのもすごくナゾ。
女性がバリバリ働くことが輝きという決めつけでは、全女性が輝くはずもない。
以前に、出産直後の友人が、「あー、働きたくない。輝きとか要らないから、ちゃんと扶養されたい」と言っていたことが思い浮かんだ。
輝き方は人それぞれだから、「輝き」というものを1つに絞り込むことはできない。
そこをはき違えたらいけないですよね。