人によって解釈が違うかもしれませんが、「占い師」という仕事は、人の相談にのる仕事と認識しています。
人の相談にのるときに占いを使うだけで、やっていることは「相談役」です。
ですから、人の相談にのるのが得意でないと、占いができるから、霊視ができるからなどという特技があったとしても、占い師は不向きかもしれませんよね。
「占い師」として、人の相談にのる仕事をやめた私は、占いに携わる前から、人から相談を持ち掛けられる人でした。
困っていて、助けてほしいんですと言われたり、どうしたらいいのかがわからなくてと、ほかの誰にも言えないことを打ち明けられてしまったら、「知らないよ。あなたのことでしょ」とは言えないんですよね……
それで、必然的に相談にのってしまう私は、お客さんには困らないだろうし、お金をもらえば、どんなに理不尽な悩みにも寛大に受け応えることができるはずという思いから、転職を考えた際に、占いを学び、占い師を目指したのです。
そもそも、人の相談にのるのは苦手で、たんに、相談を持ち掛けられやすい人であるだけの私です。
積極的に相談役になるなんて難しい話で、それは、有償でも無償でも同じこと。
でも、悩んでいる人、迷っている人、不安を抱えている人に、気持ちを整理して、自分で道を切り拓いていけるようになってほしいと、本当に願っています。
以前から、こうした願いを持っているせいか、それが実は駄々洩れで、相談受付中のようなオーラを放っていたのかもしれませんね
占いで人の相談を受け付けなくなってからも、友人や知人、肉親、同業者からも相談を持ち掛けられることがあり、私は、たぶん、相談されやすい人なのです。
ですので、タロットをはじめに、いろいろな占いを通じて、人が元気になっていけるようにと、占いを紹介しています。
1人でも多くの方に、悩みを自分で解消できるようになっていただくことが本望です。
占いは、やり方を学べば、誰でもできるようになります。
些細なことであっても、その瞬間は、重大問題になっていることもありますよね。
こうしたときに、冷静に自分を見つめ直すツールとして使うのもいいでしょう。
ただし、冷静になれない興奮系の人は、かえって逆効果になることもあるかもしれないので注意が必要です。
占いの結果を予言として信じ、余計に動揺し、悪循環にはまってしまうでしょう。
人の話を聞くときも、占いをするときも、冷静になることが大事です。
絡まった糸をあわてて引っ張ると、余計に強く絡んで、ほぐすことができなくなることがあります。
それと同じで、まず、どう絡んでいるのかを、冷静に確認し、糸をどう動かすかを見つめる必要があるのです。
いろんな方から、落ち着いてると言われることがある私は、比較的冷静なタイプか、または、のんびりしているのかもしれません。
でも、ドキドキしたり、焦っていることもあります。
こうしたときは、お茶を飲んで落ち着くことに決めています。
お茶を、できるだけ優雅に飲むことで、「こんな事態なのに、なんで優雅にお茶を飲んでいるのだろう……」という矛盾からの一人突っ込みが、私を落ち着けてくれるからです。
冷静になれない。冷静になるのが苦手という方も、お茶を召し上がってみてはいかがでしょうか。
別のアクションをするのでもいいと思います。
これをすれば大丈夫ということを用意しておくことで、いつも自分を取り戻しやすくなるでしょう。
ぜひ、お試しください


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