『オリジナルカード78枚ではじめる いちばんたのしい、タロット占い: どんなカードもかわいい&読み解きやすい!デイ・ドリームタロット』
付属のデイ・ドリームタロットの解説です
12 The Hanged Man
『いちばんたのしい、タロット占い』p38~39
『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』p52~53
スプーンに映った逆さまの少女です。
向きは逆さまですが、まったく怖い印象はありません。
ライダー版では、逆さに吊るされた人物が描かれています。
「The Hanged Man」は、「絞首刑の男」と訳され、死刑囚や拷問を受ける人物であると解説されることもあるカードです。
こわいカードの1つとされて、不吉な印象を持たれることが多いですが、このカードが出たからといって、処刑されるわけではありません。
手も足も出ない状態を意味していますが、もがく様子がないことから、手も足も出さずにいるだけなのかもしれないのです。
スプーンに映った逆さまの少女は、スプーンの中に逆さまの自分を見つけ、「どうして逆さまなのか」と疑問を抱いているでしょう。
湾曲した面に映っているからそう見えるだけという定番の知識がなければ、スプーンの向きを変えてみても、謎が解けることはありません。
スプーンを覗く少女も、手も足も出ない状況なのです。
手も足も出ない状況になったらどうするでしょうか。
現状を受け入れて、立ち止まり、熟考するしかありませんよね。
事態を受け入れて静止することは、次にどう動くかの前段階です。
どれくらい静止するかはわかりませんが、とりあえずは時間が必要になるでしょう。
受け入れることは、あきらめることにも通じます。
あきらめてすべてを差し出すこと、自己犠牲を払うことも意味するのです。
このカードが出たら……
どうしようもないということを冷静に理解すること。
思うようにならないときは焦らず、静かに状況を見守ることも大事です。
立ち止まることで見つかる気づきもあります
いちばんたのしいタロット占い”デイ・ドリームタロット”のもくじ
78枚シリーズ第一弾:基本編
78枚シリーズ第二弾:リーディング編
78枚シリーズ第三弾:書き込み式レッスン編
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