戦争のニュースが毎日流れていますが、戦争は今はじまったわけではなく、今までもずっと続いていて、どこかしらの国で、いつも地雷が配備されたり、爆弾や銃弾が飛び、血は流れなかったとしても、ヘイト活動や過去の恨みを子供に植え付ける歪んだ教育がなされていたりします。
悲しいですが、それが本当のことです。
「国対国」で起こる戦争ですが、これは個人にも言えること。
自分の価値観に向き合って、それを総合的に正しい方向に向けられるように、いろんな人の考えにぶつかることが欠かせないでしょう。
「意見がぶつかる=ケンカをする」ではなく、温度差や手応えの違いを感じたところで、さらに俯瞰したものの考え方をすることが大事です。
それを繰り返すうちに考えが進化して、より洗練されていくでしょう。
情報を収集したり、本で学びながら考えることも有効です。
「自分が正しい」と信じられることも大事ですが、それを絶対と思わず、世の中や時代の流れも考えながら、冷静に向き合うこと。
そして、必要なら改めること。
それが自浄作用であり、自浄作用を促す方法になるでしょう。
経済の仕組みの違いである社会主義と資本主義は、簡単にいえば、資本を社会(国)が持つ社会主義と、資本を個人が持つ資本主義です。
資本主義は、個人の収入がそのまま個人のものになり、稼ぐ人は稼ぎ、稼げない人は稼げないという状況を招き、貧富の格差を生むことがあります。しかし、頑張った分は自分の資本になるので、遣り甲斐もあり、そこに競争が生まれ、経済が活性化していくのです。
社会主義は、国という社会全体が収入を預かるので、分配が等しくなり、貧富の格差が生まれなくなります。稼いでも自分のものにならないので、怠ける人も出てくるという問題も。
でもね、どちらの主義でも、格差が生まれていますよね???
これは、管理するのが人間で、管理する人の人間性や能力に左右されるからでしょう。
そこで出てくるのが民主主義。
この人が相応しいかどうかを投票で決めるので、どんな人であろうと、国のトップに立てる可能性があります。
乱暴な言い方をすれば、選ばれてしまえばいいわけで、どんなに愚かで使えない人でも、国のトップに立つことができるということ。
でも、あまりにどうしようもないことをしていれば、自浄作用が促され、次は落選するでしょう。
100%素晴らしい仕組みではないかもしれませんが、自浄作用を持たせる仕組みとしては、なかなかよくできているなと。
こうした仕組みが、企業などでも採用されていけば、汚職やパワハラも減っていくのかもしれませんね。
もちろん、多数決で選ばれたことが正しいという保証もなく、多数派に引きずられてしまう仕組みでもあり、票をお金や条件を対価にして得る人も出てくるでしょう。
SNSなどのフォロワー数を見て、すごいかどうかを判断する現代の風潮も、ある意味、多数派にいると安心という人の心が影響しているといえます。
個人、企業、国家……と、スケールはまったく異なりますが、自浄力はとても大事ですね。


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