占い師や霊能者、スピリチュアリストなら、当たり前のように行っているだろうと思われそうな「浄化」ですが、一般の人も、人によっては自然に行っているのではと思います。
お香やアロマ、お酒や塩、倍音などを使うなど、いろいろな方法がありますが、基本は、きれいに整えることが浄化であると、個人的に認識しています。
掃除や洗濯は当たり前ですし、お風呂に入るのも基本でしょう。
そして、心を強く持ち続けることが、自浄作用を促し、もっとも強力な浄化力になると思っています。
LUA的な浄化法としては、水に潜ることです。
プールで泳ぐのもいいですが、それだと、同じプールに入っている人に、穢れをパスしてしまうかもしれないので、海がいいでしょう。
コロナ禍で、まったく外出しなくなり、愛する沖縄の離島にも、ここ数年行けておらずですが、海に潜って、天然の塩水で浄化するのです。
海だと、そこにいる生き物に災いが及ぶのではと思うかもしれませんが、海に潜って流れに揺られていると、自分という存在の小ささを痛感させられます。
ちっぽけな自分が海に穢れを放ったところで、海や、そこに住む生き物にとって、まったく何ともないでしょう。
すべてを洗い流して、何事もなかったかのようにしてしまう偉大な海の力を感じるのです。
何年も海に入っていない私は、どれだけ穢れているのか
という気もしますが、地上に身を置いていたとしても、ちっぽけな存在であることに変わりはありません。
自然を感じる場所に出向いて、その中で深呼吸をすれば、それでも浄化になるでしょう。
お気に入りの浄化を行いずらくなってしまいましたが、そこも工夫して対応すればいいだけです。
ところで、穢れを落とす浄化は、呪いの前に行う作法の1つでもあります。
呪いの種類によっても異なりますが、禊や沐浴で身を清めて行うことが基本のようです。
厳しいものでは、何日もかけて沐浴し、悪口を言わず、善行に励み、肉食と性行為を絶つなど、禁欲生活をしなくてはいけないとされるものもあります。
修行ですね。
貢物を捧げて、適当に祈ればいいというものではなく、ハードルの高い呪いも少なくはありません。
いろいろな人間の欲望を実現するために、禁欲を強いられるというパラドックス……
呪いに興味があるという方は、ぜひ、どうぞ
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