『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』と『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』をご好評いただき、ありがとうございます。
『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』の152~161頁に掲載の「コートとスートを活用する方法」についてです。
大アルカナは、「愚者で旅に出て、魔術師で自分の意志を持ち~」とすべてがストーリーになっていて、小アルカナは各スートごとに、物語になっているという説があります。
でも、本当でしょうか

大アルカナは、人生の旅がストーリーになっていといわれていますが、すぐに破綻に陥りました。
その理由は、性別が途中で変わるからです。
愚者♂、魔術師♂、女司祭♀、女帝♀……ここまでなら、女司祭で性転換をしたんだなと解釈できますが、女帝♀の次は、皇帝♂、司祭♂……と再性転換で逆戻りしたと思ったら、今度は恋人でカップルが登場し、両性を持ったということ

本来は概念として受け止めるので、こういう物語構成にはならないのですが、WEB検索してみても、当人が主人公として描かれていることを前提にした解釈と、当人が出会っていく人物としての解釈があり、どちらも途中でよくわからない状態で終わっているようです……
大アルカナは、概念として読めば、12星座のストーリーのように、一連にまとめることができるかもしれませんが、小アルカナはどうでしょうか?
こちらもやはり、誰をどう主人公にするのかが問題になり、話がまとまりそうにありません。
数札でストーリーを作れたとしても、コートカードの出番はどこ

もう、これはあきらめるしかないのではと思いつつも、覚えやすいようにストーリー化できたら便利ですよね。
そこで、ずっと考え続けていたところ、ひらめいたのが、ペイジはペンタクルのストーリー、ナイトはソードのストーリー、クイーンはカップのストーリー、キングはワンドのストーリーを物語っているという説です。
すごくすっきりした感じ

各スートが司るものは、火地風水の解説(『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』70~71頁)にあるように、コートカードの階級(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)に符合します。
LUAの新説ではありますが、かなり納得できるストーリーになりました。
これをご参考に、独自のストーリーを見つけるというのも、タロットへの解釈を深める手段の1つになるでしょう。
ぜひ、ストーリー探しに挑戦されてみてくださいね

当ブログのタロット記事のもくじです。
LUAのタロット記事~もくじ~


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