令和の幕開け、おめでとうございます。

 

GWはいかがお過ごしでしょうか?

 

親戚の関係で、認知症を患う方のケアで過ごした私です。

 

皇室の高齢化を懸念されての天皇陛下のご退位で迎えた令和は、個人的にもとても感慨深いものになりました。

 

何度も同じことを言っては、喜怒哀楽を繰り返し、認知症だから仕方がないとわかっているものの、忍耐不足の私は不機嫌な顔をしてしまったり、たまにきついことを言ってしまう……

 

認知症とは思えないくらいにクリアに会話するときもあるけれど、次の瞬間にすっかり忘れてしまう認知症は、霧のようなもので、もやが晴れたときにクリアになって、また霧の中に消えていくかのようだと思いました。

 

高齢者介護施設に入居して、施設内で友達ができても、帰りたい気持ちとさびしさがあり、いつも不安を抱えているようでした。

 

1人で過ごす時間も、無趣味の人にとってはさびしい時間でしかないらしく、「孤独の世界だわ」と。

 

何か趣味を探してあげようと思い、今回は、塗り絵と折り紙を持参して、一緒にやってみたところ、 塗り絵には関心を示さず、折り紙は少しだけ楽しんでくれました。

 

そのときに作ったのがこれダウン

 

 

12のパーツを折り、それを組み合わせて作るくす玉です。

 

パーツ作りの3つまではやってくれましたが、飽きっぽいらしく、あとは投げ出されてしまいましたが、完成品をすごく気に入り、施設の友達からもほしいと言われたとのこと。

 

急遽、大量生産をしました。

 

そこで大発見がビックリマーク

 

認知症の人の話し相手をしている人へのお役立ち情報になるのではと思い、ご紹介させていただきます。

 

折り紙という手作業は、頭は使わないけれど、それなりに作業に集中することになります。

 

折り紙を続けながら、認知症の繰り返しの話に付き合うことは、付き合う人の精神を落ち着けるのに大変役立つことがわかりましたひらめき電球

 

どうでもいい見ず知らずの人の話題や、同じ話の繰り返しと、その合間に入る繰り返しの質問を、延々と浴びせかけられていると、こっちが認知症になりそうで、発狂寸前になりそうなところを必死にこらえるという過酷なシーンでの手作業は、相手をする人の頭と心を守るプロテクションになります。

 

塗り絵も試してみましたが、ひたすら聞き流しながら塗り絵をすることで、かなりラクに時間を潰すことができるのです。

 

認知症の本人が、折り紙や塗り絵を楽しんでくれたら、本人も私も心地よい時間を過ごせるのではという思いでの試みでしたが、相手をする人が、単純な手作業を続けることが、こんな風に役立つとは思ってもいませんでした。

 

介護をしている方はもちろんですが、私のように、たまに出向いてお付き合いする立場の人にも使える手段が、手作業なのではと思います。

 

折り紙や塗り絵のほかにも、ジグソーパズルや裁縫、編み物など、テーブル上で行える手作業なら、何でもいいでしょう。

 

認知症のお相手でお困りの方は、ぜひ、お試しになってみてください。

 

 

ところで、親せきのお婆さんは、人に何かをしてもらうことに恐縮し、悪いと感じる一方で、何もできないみじめな自分を恥じ、それが潜在的な葛藤につながっているのだろうということが、繰り返しの会話や言動の中から伝わってきました。

 

高齢化問題は、今後、さらに深刻を極めていきます。

 

介護する人だけでなく、される人も苦労をすることを考えると、同じことでも、もっと楽しく快適にできることが、お互いにとってのしあわせになるはずです、

 

そこで思ったのは、メイドカフェや執事カフェのような老人介護施設など、お世話されることが当り前という、コンセプチュアルな空間を作ったらいいのではないかと。

 

特別に大きな財を成したわけでもない人にとって、「奥様」「旦那様」と呼ばれ、召使を抱えることは夢のまた夢で、最後に邪魔者扱いとされて、老人介護施設という名の姨捨山に捨てられたと思い込み、さびしく苦しい思いをしている人も多いのではと思います。

 

お姫様でも何でもいいですが、お屋敷に移り住んで、お抱えのメイドがいて、お世話をしてもらいながら優雅に終える人生の最後という設定を用意してあげることで、みじめな気持ちが楽しさに変わるのではと。

 

スタッフの制服も、コンセプトに合わせたコーデにすれば、スタッフの気分も上がるかもしれませんよね。

 

トータルに設定を作ってしまえば、認知症なら、それが本当のことになってしまう可能性もあるでしょう。

 

「認知症=おしまい」という考え方が主流になっているのかもしれませんが、あえて、認知症の可能性を拓ける方向に舵を切ってあげれば、明るい笑顔のお年寄りが増えて、そんなステキな笑顔から元気をもらえる若者も出てくるかもしれません。

 

高齢者になる自分への不安も軽減されて、未来への希望を持ち続けながら、日々の生活や仕事に取り組めるようになるでしょう。

 

そんなことを考えた、今年のGWでした。

 

 

 

 

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