『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』と『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』と『4週間でマスター! 書き込み式 78枚で占うタロットレッスン』『オリジナルカード78枚ではじめる いちばんたのしい、タロット占い』をご好評いただき、ありがとうございます。
タロットの作法についてです。
こちらの
本書はもちろん、どの書籍や雑誌でも、タロットに作法はないとお伝えしています。

その理由は、タロットカードが、もともと占いの道具ではなかったことと、作法を決めてそれに従ったから当たるわけでもなく、すべてはリーディングにかかっていると思うからです。
とはいえ、場を清めたり、タロットに集中するためや自分の心を整えるために、何らかのアクションを行ったり、道具であるタロットカードに敬意を払う儀式をしてもいいでしょう。
けれど、それは人それぞれで構いません。
決まりはないからです。
と、いつも講座やメディアでお伝えしているのですが、「そう言われても困るよ~」とおっしゃるお声も多いものです。
ということで、私のやり方をお教えします。
一例としてご参考にどうぞ

<占う前>

キレイな空間の中でテーブルクロスを広げ、タロットを準備。埃っぽい場所や、物が散らかった場所は掃除と整頓を! 蝋燭やパワーストーン、お香などの香りの使用は、その時々で変わります。テーブルの広さや、個人的に香りや火などを使っても問題がないかどうかなど、TPOを優先しているからです。

タロットカードを手に取り、意識を合わせます。これから占うことの答えを知るために、波長を合わせるイメージです。
<占うとき>

テーブルにカードを広げ、反時計回りに回して混ぜながら、不要な気を宇宙に飛ばします。78枚を使うときは、枚数が多いので、反時計回りの前に、リフルシャッフルを2~3回行います。しっかり手早く混ぜ合わせるのに便利なシャッフルです。
リフルシャッフルはこれ

占う内容を決めたら、そのことに意識を集中しながら、テーブルにカードを広げ、時計回りにカードを混ぜ合わせ、最後に1つにまとめます。

カードを3つの山に分けて1つに戻し、4つの山に分けて1つに戻します。戻すときの順番はそのときによって変わるので、決まりはありません。
対面鑑定で人を占うときは、このあとに、カードをお渡しし、好きな数の山にカードを分けたあと、好きな順番でカードを1つにまとめていただきます。十人十色の個性が出る瞬間です。10以上の山に分ける方もいれば、2つにしか分けない方も。戻すときも、ランダムで行く方と、分ける前に戻す方もいらして、分けた山の置き方もいろいろです
この作業をお願いするのは、出たカードへの連帯感を持って頂くためです。


1つにまとめたカードを左手に持ち、右手をカードの天地にかざし、温度や痺れを感じたほうを上に向けて正逆を決めます。
本書では、スピ感とは無縁ですが、ここだけはバリバリのスピ具合
感じる人と感じない人がいるかもしれないですね。感じない場合は、占う相手にどちらを上にするかを選んで頂くか、偶数日はこっち、奇数日はこっちなど、予め正逆の方向を決めておくのもいいかもしれません。

以上の参考事例のまとめは、こちら
に掲載しています。

独自のやり方で、あなたならではの作法を編み出すのも面白いでしょう。
はじめはこうするつもりだったものが、回を重ねるうちに洗練されていくところも大きいと思います。
私のスタイルも、はじめからこうだったわけではありません。
自分らしい作法を見つけてくださいね

78枚シリーズ第一弾:基本編
78枚シリーズ第二弾:リーディング編
78枚シリーズ第三弾:書き込み式レッスン編
78枚シリーズ第四弾:オリジナルカードでたのしむ編
当ブログのタロット記事のもくじです。
LUAのタロット記事~もくじ~
LUAのはじめてのタロット本