『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』と『リーディングがもっと楽しくなる 78枚で占うタロット読み解きBOOK』と『4週間でマスター! 書き込み式 78枚で占うタロットレッスン』をご好評いただき、ありがとうございます。
スプレッドに出たタロットをつなげて読む方法についてです。
一連の流れを見る
『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』では、「穴埋め式読み解き例(149頁~)」で、個々のカードをつなげて読むためのニュアンスをご紹介しています。
基本はこのスタイルで、1枚ずつの意味を見ながら、1つのストーリーとして結果をまとめていきます。
穴埋めに入れるキーワードの例が、各カードの解説に項目ごとにわかれて記されているものです。
キーワードは一例なので、ここにあるものは当てはまらないと思うなら、自分の言葉に変えて入れてみましょう。
本来は、自分の中にカードの意味合いを落とし込んで、自分なりの解釈を導きます。
気になるところから読む
『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』「タロット占い実例集(206頁~)」と「LUAの鑑定へようこそ(217頁~)」は、本書制作にあたり、実際のお悩みを持つ方々のご協力を得てのリアルな鑑定シーンをご紹介しています。
基本スタイルのように、順番に1枚ずつ読むのではなく、目に付いたところから読み進めていきます。
対面鑑定で相手がいる場合は、読みながら、気付いたことについて質問をしたり、確認をしながら進めると、より詳しく解釈を深めていけるでしょう。
全体を見て勢いを見る
それぞれのカードに注目するばかりではなく、全体を見渡すだけでも、状況を把握することができます。
正位置、逆位置、大小アルカナの比率などを確認してみましょう。
正位置が多い → 前向き、安定している
逆位置が多い → 後ろ向き、不安定、見通しが悪い
大アルカナが多い → 大きなイベントが多い、確定的
小アルカナが多い → 大した出来事はない、変わりやすい
という風に読むことができます。
また、「現在、過去、未来」の流れが出るスプレッドなら、時間軸だけを確認するのも重要です。
現在だけが芳しくないのか、未来に向かって発展的なのかどうかなどの強弱(バイオリズム)が見て取れるでしょう。
カードの強弱をつかむ
時間軸の強弱と似ていますが、人の気持ちを見るときも、正位置、逆位置、大小アルカナで強弱がわかります。
たとえば、相手が正位置の大アルカナで、自分が逆位置の小アルカナだったら、相手ばかりが張り切っていると読めるでしょう。
という風に、何のカードが出たのかだけに注目するのではなく、全体を見渡すことで、多くの情報を得ることができるのがスプレッドの利点です。
また、ワンド、ペンタクル、ソード、カップのスートのばらつきを見て、どのスートが多く出ているか、まったく出ていないスートはあるかを確認しても大きなヒントが得られるでしょう。
1枚ずつ読むのは基本中の基本ですが、1枚にばかり気をとられてしまうと、スプレッドの機能を果たせません。
それなら、ワンオラクルでいいよねということになってしまいますよね。
また、全部のカードを均等に読む必要もありません。
練習のために全部を読むことに挑戦するのは大切ですが、均等に読んでしまうと、重要なカードの意味が薄まってしまうからです。
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