恋愛を占ったときの【タロット】の「女帝」VS「恋人」

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恋愛を占ったときに出る「女帝」と「恋人」の関係についてです。

恋愛で相手の気持ちを占ったときに、愛を表す「女帝」や、恋を楽しむ「恋人」が出たら、みなさんホッとして喜ぶでしょう。

けれど、どちらがいいのかと考えると、求めている関係によって変わってくるのです。

実際に占った不倫の恋で、「こんなことがあるのか！」と驚いたことが何度かありました　その事例が、「女帝」VS「恋人」です。

不倫をしている愛人の方からご相談を受けたときのこと……

「彼が私のことをどう思っているか？　本当に真剣なのかを占ってください」という、ごく普通の不倫のご相談でした。本気で相手のことを思っていて、関係を壊したくない気持ちから、妻子持ちの彼の都合に合わせ、都合のいい女にされているケースは、実際に少なくはありません。

こういうお題を持ち込まれたときは、彼の本心を読むために、愛人と奥さんの２人に対する彼の気持ちを必ず同時に出すことにしています。よく使っていたのが、「ヘキサグラム」のスプレッドです。通常は、5枚目が相手の気持ち、6枚目が当事者の気持ちになるところを以下のように変えてリーディングします。

　5枚目　相手の気持ち　奥さんへの相手の気持ち

　6枚目　当事者の気持ち当事者への相手の気持ち

ここで、奥さんへの相手の気持ちに険悪なムードのカード、例えば、「正義」や「塔」「死」、「司祭」の逆位置などが出ていると、不倫をしたい気持ちになっているのだろうなと読めますが、なんと、「恋人」が出ていることがあるのです

そして、当事者（愛人）への相手の気持ちに「女帝」が出ていたら、あなたはどう読みますか

結果は私の読み通りだったのですが、なんと、奥さんと仲がよくて、奥さんや子供との関係を大切にしていて、愛人にわがままに当たっているのです。このケースは、決して珍しいことではなく、何度も遭遇しています。

「女帝」が逆位置ならわかるけれど、正位置だったらどうなのかと思うかもしれませんが、それは関係なく、「女帝が出ること＝甘えられる相手」ということ。つまり、「自分のために我慢してくれる人」なのです。

反対に、妻でありながら「恋人の座」を獲得している奥さんは、本来は愛人の役割になりそうな旨味だけを得て、ハッピーな奥さんをしているということになります。奥さんといる時間が楽しくて心地よいので、家に帰るのも楽しみなのでしょうね。

ここで疑問に思うのは、なぜ、そんなにハッピーなのに愛人を作ったのかということ。仕事でむしゃくしゃしたり、たまたま誘ったか誘われたかした愛人と関係を結び、そのままずるずる続いているとか、そんな感じなのでしょうね。また、愛人に八つ当たりできるからこそ、奥さんに優しくできるとも言えます。いずれにしても、大した器の男ではないということでしょう

ということで、一見すると喜ばしいカードが出ても、複雑な恋愛事情が背景にある場合は、複合的に読み深めないと、真相に迫ることは難しいというお話でした。カードの意味だけを丸暗記していてもムダであることもおわかり頂けたでしょう。

問題を整理して、知りたい答えの意図を明確にして、有効なカード展開をすることが重要なのです。

愛人は、リスクのある立場ですよね。訴えられるかもしれないし、正式な立場として迎え入れてもらえない可能性もあります。立場に関しては、それを求めているかどうかで変わってきますが、せかっく愛人をしているというのに、八つ当たりをされるなんてどうかしていると思います。そんなことを考えされられるこうしたお悩みを通じて、私が得た教訓は……

妻になっても愛人でいるべし

そうすれば、いつまでも大切にされますし、愛人の立場であったとしても大切にされるはずです。

あとは、相手の男の器（心の懐＆金銭的な懐）にかかっているので、小さい男だと思ったら、次に行くことをお勧めします。

かなりディープなエピソードでしたね