欲求を意味するルーン「ニイド」です。

 

必要性や渇望を表すので、「欲しい!」というときに出てきます。本当に必要なら問題ありませんし、そう思えるときは、自分の欲求をうまくコントロールできている状態です。ストイックで、我慢強く、必要最低限を維持できるという、素晴らしいときと言えるでしょう。ハングリー精神に結びつけられるわけです。

 

けれど、これが悪く出ると、強欲さや忍耐不足、わがまま、しがらみへの囚われとなってしまいます。本当は必要のないものにしがみついている状態です。

 

前者は正位置、後者は逆位置として読めるでしょう。

 

けれど、「ニイド」の正逆は、ある種のプレイのようなものと言えます。

 

欲求があるから辛いという一方で、欲求を満たすことで充実を感じるという、無限のサイクルを繰り返しているからです。

 

欲求は悪いものではないでしょう。でも、それをどこまで求めるかが重要です。追いかけすぎると逃げていくのは、お金も、人も、運も、同じでしょう。

 

ところで、このルーンを引いた方がおっしゃっていた印象深いことがあります。最近、断捨離をされて、ミニマリストになったそうです。素晴らしいですよね! これぞ、「ニイド」のステキな活かし方だと思います。