今宵は蠍座の満月です。

 

蠍座は秘密の多い星座です。どんなことにも真剣なので、失敗は許されず、どうしても真剣になってしまうからでしょう。軽はずみに口にしたり、手の内を明かすようなことはせず、深刻な思いを抱き続けます。そして、自らの心の沼に沈みそうになるのです。美川憲一さんの『さそり座の女』の通りと言えますね。

 

そんな蠍座の位置で向かえる満月の夜を迎えたところで、訳ありの恋の原稿を書いています。

 

見た目から愛人タイプに見られることの多い私ですが、不倫や復活愛などの訳ありの関係が苦手です。「そんなに大変な苦しい思いをしてまで続けないほうがいいよ!」と思ってしまう、面倒臭がりの私だからでしょう。

 

けれど、不倫や復活愛のご相談を受けたことは多く、どうにもならない想いを抱えて苦しむ人に接し、頭の理解とは別にある心の状態をたくさん見てきました。

 

「そんな人、関係を断ち切ったほうがいいよ!」という占い結果が出ようと、友達のアドバイスで同じことを言われようと、でも、どうしようもない。それが複雑な恋の現実です。

 

訳ありの恋の原稿を書くときは、場合によって泣き出して、涙が止まらなくなることがあります。だから、絶対に外では書けませんえーん 今宵も1人で自宅に引きこもり、蠍座の満月を感じながら、神妙に書き綴っています。書くだけで泣ける私が本当に訳ありの恋をしたら、もうおしまいですね……。

 

苦しい恋に悩む皆さんにメッセージを贈ります。

 

<苦しい恋に悩む皆さんへ>

過去は思い出でしかありません。いい時期があっても、過ぎ去った過去になっているなら、それは振り向いても切ないだけ。前を見ましょう。忘れる必要はありませんが、過去にとらわれてはいけません。前を見ていれば、一緒に未来を築ける相手かどうかも自然に見えてきます。幸せの道を拓いてください。あなたの幸せを願っています。