政治の話かなと思われたかもしれませんが、そういうわけではありません。

 

戦後レジームの脱却が問われ、憲法や戦前戦後に関わるテーマが度々取り上げられますが、1つ1つの問題に焦点を絞って別々に考えている限り、脱却はできないのではと思います。

 

人々の生活様式の変化と、時代の移り変わりを追っていけば、何が機能しないほどに古くなっているのかが見えてくるはずです。昔から当り前だとされていたことが、今の時代にマッチしないなら、それを変えるのは自然なことで、変えないことを選ぶなら、昔のやり方に戻さなければいけません。

 

女性が子を産んで育てるのは当り前だから、ベビーシッターに預けるのはよくないことだと思っていては、子持ちの女性は仕事なんてできないでしょう。それなのに仕事をしろと言い、待機児童問題で騒ぎ立てる。どっちにしたいのかということです。まずは、世代差に関わらず、個人の意識改革が必要なのではないでしょうか。

 

また、いつも思うのは、「女性が輝く=仕事でバリバリ活躍する」という決め付けはどうかと。家庭を築いて、家族と過ごす自分こそが輝いていると思う人もいるし、家族は得ずに、パトロンを捕まえてリッチに暮らす自分こそが輝いていると思う人だっているでしょう。せっかく結婚したというのに専業主婦になれないなんてどうなのよ思う人もいますよね。「仕事をする=輝いている」ではないはずです。女性の活躍と少子化問題を同じに考えているのが問題でしょう。税収アップの隠れ蓑に女性を使っているとしか思えないというのが正直なところ。女を舐めるな!ってことです。