電車に乗って、友人と並んで椅子に座っていたときです。ご高齢の女性2名が乗車し、目の前に立ちました。友人は話に夢中でしたが、これは席を譲らなくてはと思い、会話の合間を見て立ち上がりました。

 

LUA「よろしければどうぞ!」

友人「あ! どうぞ!」

女性たち「まあ、ありがとう。では座らせて頂きます」

 

すると、女性たちの横に立っていた仕事帰りらしい紳士が、サムズアップ(親指を立てる「いいね!」サイン)をしながら、

 

紳士「Good Job! 素晴らしい!」

 

と、とてもいい盛り上がりのリアクションをされました。

 

気持ちよく座って頂き、私と友人が下車するときにも、女性たちはお礼を言ってくださいました。席を譲るという当り前のことをしただけで、こんなにも心地いいシチュエーションになるなんて得をした気分です。

 

その女性たちは、おそらく老老介護のお2人かなというご様子でした。最近、老老介護的な雰囲気のある母と娘らしき二人組を見掛けることが多い気がします。友人が一緒で、友人もすぐに気付いて一緒に立ってくれたからこそ、お2人に座って頂けたのですが、私が1人だった場合、隣の人が立ってくれるかどうかですよね。

 

以前、「席を譲る人と譲られる人」で書きましたが、見ず知らずの人と一緒に2席を空けて、お2人の高齢者に座って頂いたことがあります。こういうことが、これからどんどん必要になってくるでしょう。自分は関係ないという態度で、見て見ないふりはしてはいけません。