先日、ランドセルを背負った少年とエレベーターで一緒になりました。少年は、私の気配を感じて、「開」を押して待っていてくれて、なおかつ、「何階ですか?」と声をかけて、階を押してくれました! 素晴らしい少年がいるものです。小さくても立派な紳士ですね! 「恐れ入ります。ありがとうございます」と、丁重に対応しました。

 

といういい話のあとに、年配でも紳士になれない人のお話です。

 

同じ日のエレベーターで、年配の男性が、走って無理矢理にエレベーターに乗り込んできました。私以外にも、2名の先客がいて、その男性を入れて4人になります。1人のおじさんのために、閉まる瞬間までいっていたエレベーターが無理矢理に開かれた状況でしたが、「すみません」の一言もなく、あまりの感じの悪さに、先客3人で顔を見合わせるほどでした。

 

おそらく、紳士になれる人は子ども時代から紳士で、なれない人は何年生きてもなれないのかもしれません。これは女性にも当てはまります。

 

「年をとっても若いころと気持ちは変わらない」と言うように、年をとっても、人間の本質は変わらないということなのではないでしょうか。