実は今年は喪中です。

 

年賀状は基本的に出さないので関係ないという話もありますが、喪中ハガキについてのマナーを調べていたら、「意外と知らないよね?」という発見があったので、まとめておこうと思います。

 

★年賀状を出さないのが喪中だけれど、もらうのはいい!

 

 これ、びっくりですよね? 喪中ハガキの文例集には、「喪中のため、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます」という、ご挨拶できない理由を告げた最後に、「お年賀状はお待ちしています」というものがあります。自分は喪中だから、ご挨拶はご遠慮させてくださいということで、お年賀状はお待ちしていますというのはOKだそうです。

 

 年々、年賀状の受付と締切が早まっている気がする近年。うっかりすると、喪中ハガキより先に準備している年賀状があるかもしれません。もう送る手配をしてしまったというときに、喪中ハガキが届いてしまうと、「もう送ってしまったよ!」と焦ることもありますよね。けれど、これは問題ないということです。

 

 喪中ハガキの最後に、「お年賀状を待っています」という意向を示しておくことは、相手先のうっかりミスへのフォローにもなりますよね。

 

★父、母、義父、義母などの書き方

 

 既婚の方から喪中ハガキを受け取ると、誰の父? 誰の母?? と思うことがあります。人によっては、苗字を入れることで、義理かどうかをわかりやすくしている方もいらっしゃいますが、苗字は書かず、喪中ハガキを出した世帯主にとっての誰であるかで、書き方を決めるのがマナーだそうです。でも、苗字が書いてあるほうがわかりやすくていいですよね。こういうのは、もう、好みの問題なのかも。

 

★喪中ハガキの字の色は灰色でも黒でもいい

 

 喪中ハガキは、薄い灰色で書かれたものが多いと思います。たまに黒字も見かけますが、マナーとしてはどうなのかを調べたところ、どちらでもいいそうです。灰色は控え目な印象を与えるけれど、黒ははっきり見えて読みやすいので、「喪中だからご挨拶できません」という意向が伝わりやすいということでした。これも好みになってしまうということですね。

 

以上でした。

 

 

 ところで、自分が死んだ場合はどうして欲しいかを考えてみると、気にしないで欲しいかな。書きたければ年賀状を書いて欲しいし、喪中を言い訳に書かないでいいからラクでラッキーと思うならそれでよろしいかと。生きている今もそうですが、死んだあとは、余計に放っておいて欲しいかも。静なる存在になれそうですよね。