完成から40周年を迎えた歴史に残る名作ホラー、トビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』です。

改めて鑑賞してみると、基本的ホラーで王道をいっていることがよくわかります。芸術として評価されたこの作品のマスターフィルムは、ニューヨーク近代美術館に永久保存されることになったそうです。いろんな意味ですごいですね。

ところで表題の件です。

いけにえになってしまう5人の若者たちがドライブしているシーンで、占い好きの女の子が、占い雑誌『American Astrology~Your Daily Guide』を音読しています。その内容は・・・

「悪い影響を与える土星が不吉な動き(逆行)をしている」日であると同時に、メンバーの1人のデイリーガイドは、「不穏で思いがけない一日」とのこと。不穏な運勢の彼の妹は山羊座で、山羊座は土星に支配された星座で、この日の運勢は「現実かどうか信じられない瞬間が訪れる」というもの。

ここから物語のホラー指数が上がっていくのですが、ストーリーは今ではありがちなポピュラーなものでも、まったく古臭い感じがしませんでした。登場人物や車などは年代を感じさせますが、それ以外は新しささえ感じさせます。

傑作といわれることに納得する作品で、R15の指定だそうですが、グロシーンは少ないほうかと思います。

占いをやっている方で、まだ見てないという方は、占星術シーンをチェックするということで、ご覧になってみてはいかがでしょう。もちろん、占いに関係なく、ご興味ある方はぜひ!

(追記)
仕事柄、毎日の運勢を執筆することはありますが、不穏や不吉といった単語を記したことはありません。使いたくなってきますね!(≧▽≦) 「今日のホラー運」はいかがでしょうか? はりきって書きますよー!