西洋占星術では、幸運の星として、発展や明るい未来の象徴として解釈されている木星ですが、恐れられ、忌み嫌われる存在と同じ名で呼ばれているようです。

太歳(たいさい)と呼ばれる中国の妖怪がいます。数百の目を持つ肉の塊という姿で、地中に生息しているそうです。太歳を土木工事などで掘り起こしてしまうと、その上に住んでいる人が死んでしまうと言われています。「太歳」は、木星である「太歳星」と共に地中を移動するので、木星のある方向に潜んでいるのだとか……。

何事に対しても、お国が変われば=文化が異なれば、色々な解釈がありますね。でも、吉凶はいつもセットにあるので、どんなにいい象徴であろうと、反対に悪い象徴であろうと、それに対する真反対の意味があるので、ものの良し悪しを、単純に判断することは愚かでしょう。

ちなみに……幸運の星である木星が悪く作用すると、拡大と発展という良い面が、肥満や怠惰を招いたり、腫瘍を大きく膨らませて、病を悪化させてしまうこともあります。増毛中の人の髪が増えれば嬉しいことでしょう。けれど、脱毛中に毛根が元気になってしまったら大変です! 西洋占星術では、各星座に対し、12年に1度の幸運期を招くとされる木星ですが、木星がいるのに不運だと感じるなら、良からぬ影響に出てしまっていることもあるでしょう。木星が来ている時に、何も目的がなかったり、たなぼたのチャンスだけを待っているようでは、本来の木星のエネルギーが燻ぶって、おかしなことになってしまうのです。星は必ず、何らかの影響を与えてくると思うので、うまく活用しないといけません。

<木星コラム>
木星は、約1年で1つの星座を通過します。1年の運勢を読むときに木星が注目されるのはそのためです。星占い記事で、「○○座は12年に1度の幸運期!」というキャッチを目にしたことのある方もいらっしゃるのでは? そのからくりは、木星の運行速度にあるということです。


蜘蛛バスケット

※写真はメイン記事と関係ありませんが、ハロウィングッツのスパイダーバスケットです。近所のスーパーで食材と一緒にカゴに入れてレジに並んだら、レジの女性が、「ひいぃいいいい!」と恐れおののきました。Gだかなんだかのホンモノの虫に見えたようです(≧▽≦) 蜘蛛もファンからすると幸運で、苦手な人からすると災いになりますね。思わぬところでイタズラ大成功という感じ♪