アンドロメダ… | φNALU sonorite'

φNALU sonorite'

NALUが
あっち行ったり
あんなの食べたり
あれで感動したり……
そんな日々の出来事の雑記です!
(〃'▽'〃)




今回はちょい(いやだいぶ)古いSF映画。









「アンドロメダ…」



原作は「ジュラシック・パーク」の
マイケル・クライトン
「アンドロメダ病原体」









監督は「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」の
ロバート・ワイズ


特殊撮影は「未知との遭遇」「ブレードランナー」の
ダグラス・トランブル
(ダグラス・トランブルについては以前にも書きました。「2001年宇宙の旅」特撮監督、「サイレントランニング」監督もされてます。)


錚々たる製作陣。




ある日、人工衛星がアメリカのとある村に落下。回収に向かった兵士が見たのはまるで生きているかのように死んでいる村人たちだった。
一体彼らの身に何が起こったのか?












これはほんの冒頭部分。
実は映画の大半は四人の科学者たちの原因究明と解決法を探る苦悩に割かれてる。








言い換えれば地味w





だけど私はこういう、たんたんとした映画が大好物キャッ☆

SFって言うと子ども騙しみたいにみる人もいるけど、もうそんな時代は終わったんじゃない?

SFの定義はScience Fictionとするのが一般的であるが、界隈では多様に捉えられてる。
その辺はまた語るとして
今回はそのベーシックなSF。

天災、人災はもちろん突然変異も含む病気の蔓延、その他予想もつかない災いに警鐘を鳴らすのがSFの一つの役割。

「アンドロメダ…」は
人工衛星に付着した未知の微生物の脅威にさらされる全ての生物の危機が描かれている。
決してタコ型宇宙人が攻めてくるわけじゃない。
ホントに微細な原子レベルな話。
でもこれって明日にも起こりうる、それとも今日。いやすでに起こっている事なのかもしれない。

今までにない突然凶暴化する病原も大地震も原発事故も平時なら絵空事であると笑い飛ばすかもしれない。
でも今なら、これらのことが決して想像の産物ではなく、また起こり得ない事ではないとお分かり頂けるでしょう。


1971年の作品だから、メカニック等々物足りなさはあるでしょうけど、40年以上も前の作品でありながらテーマにはまったくカビ臭さはないと思います。

ちなみに「エヴァンゲリオン」は過去の映画やドラマをモチーフにしたり、オマージュを描いたりしてると言われます。

本作の象徴的数字「601」
そして病原体の増殖シーンがそれであるとされてます。