るにさんの日記。

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一周忌

今日が来たんだなぁ・・・と、朝そう思って起きました。

リッチと離れてから1年が経ちました。

 

2023年1月29日の23時頃から様子が変わり、1月30日真夜中1時07分に旅立ちました。

最後は、家族そろって見送りました。

 

(2023年1月30早朝のリッチ。近所の方からのお花と庭のお花とぬいぐるみたちです)

 

すい臓を悪くしていたからか、最後は辛そうにしていました。

息を引き取る前に体に力が入ったのでしょう。お尻と胸毛が汚れてしまいました。

 

なんでだったか忘れましたが早朝、両親が不在になる時間があり、私は汚れたお尻を大量のタオルを使って拭き上げ、汚れが取れなかった場所については、キレイに毛をカットし、約6年の時間の中で一番時間をかけて体を綺麗にしました。

あんなに充実した時間はなかったと、今でも思います。

最後の最後、リッチのお尻を拭き上げたあの時間は、今思っても私の人生の中で一番、充実したわんことの別れの時間でした。

生前私はいつも、リッチがお尻を汚したときは拭き、毛をカットしていました。

ひとり、ただ無心にあの子のゴールド色の毛を拭いた時間は忘れられません。

 

それから、いただいたお守りや焼き芋、いつも食べていたフードにおやつ、お花、私が作ったスタイ、数点のお気に入りのおもちゃとぬいぐるみを持たせました。

 

(2023年祭壇)

お隣のオジサンに手伝ってもらってリッチを家から送り出し、いつも歩いた散歩コースをゆっくり回りながら火葬場へ行きました。

火葬場では体を拭き上げていたからか、毛が綺麗だと職員さんに何度も褒めていただきました。

母のお友達が見送りに来てくれて、雲一つない青空に上る淡い煙をみんなで見送り家に帰りました。

 

(2024年1月30日祭壇)

今日が来る前、何度かリッチが夢に出て来てくれました。でも、あまりに連日出てくるのでなんでか心が苦しくなってきて、「あんまり毎日来るとしんどいなー」って漏らしたら、それから夢には出て来てくれなくなりました(笑)

 


まぁ、夢だからね、夢(笑)

ある日の夢で、リッチからこう言われました。「私とお姉ちゃんのいる世界のスイッチが合わなくてお互いを認識できなくて苦しい」みたいな事を言っていました。

リッチが近くにいて私に話しかけてもチャンネルが合わないから、私が気付かないそうです。

 

 

夢だからね、夢(笑)

 

去年、1秒だけ玄関で再会したアレみたいなのを言うのかわからないけど。

どちらにしても今日は、そんな再会はありませんでした。

でも、もういいんだよ、リッチ。

お姉ちゃんは、お姉ちゃんの生きている今の世界でリッチに会えなくても、もう心にリッチがいるから大丈夫だよ。

 

 

いい加減、やっと作った親バカカレンダー。

 

 

今年も激しく親バカして、派手にスタンプ散らしまくって、賑やかに1年過ごせるように明るい雰囲気のカレンダーにしました。

 

去年の私。

よく頑張ったよ。本当によく頑張ったよ。

前半の私は、普通の振りしてたけど内情は滅茶苦茶病んでいて、ここには書けないことを色々思っていました。

後半からなんとか浮上して、本当に色んな方に支えていただいたり、見守っていただいたりで、今日を迎えました。

 

(ありがとう)

 

リッチは繁殖犬リタイアです。

ブリーダーさんの所から、一般家庭に里親に行き、そこからるに家にやって来ました。

リッチにとって3件目の家族がるに家でした。

 

1歳未満のパピーが大好きで、大好きで、大好きで。

あの冷静なリッチがパピーを見ると飛んで行って、お尻をフリフリして、満面の笑顔でご挨拶していました。

そんな一面のある、リッチでした。

 

リッチ、うちに来て幸せだったかい?楽しかったかい?

私たちは、幸せだったよ。

あなたに出会えて、本当に良かったよ。

 

(2023年1月22日。リッチ最後のお散歩)

 

私は今日、何かはわかりませんが、何かを手放したようなそんな気がしています。

 

あの子と別れた辛い日を、とても心穏やかに過ごしています。

ブログは閉じないことにしました。

 

何を綴るかわかりませんが、もしよければ、またこれからもよろしくお願いします。

 

 

約6年、リッチとるに家を見守っていただき、ありがとうございました。

 

 

2023年1月25日~お誕生日の前祝い~

2023年1月24日

雪の中、3本の注射をしてもらい帰宅。

膵炎の可能性を指摘され、残された時間が短い事を痛感した日。

その後の事を、少しだけ書きたい気持ちになったので、残しておこうと思います。

 

翌1月25日

朝、9時頃

リッチにブッチが届く。ふんふんと匂いを嗅ぐけれど、食べたいという欲求が動くことはなかった様子でした。

 

 

それ何?と、ブッチを切って持ってきてくれた母の手元を凝視するリッチ。

目に力があるように見えるかもしれませんが、正直に書くと今ここに載せる写真は、相当選んでいます。

他の写真は、目に力がもう入っていません。

時々、時々、こうやって目に力が宿る瞬間があって、その時の写真です。

 

 

向かって右側下に少し見えるのが、ブッチ。

もっと元気なころにあげたらよかったと、それは後悔しました。

ただ、リッチは昨年からお腹が緩くなることが増え、色んな食べ物をあげることに抵抗があり、ブッチを注文することを躊躇してしまっていました

 

 

一口だけ食べたブッチ。

どうだったかなぁ?元気なころだったらムシャムシャ食べてたんだろうね。ごめんねリッチ。

 

12時頃、黄色い泡のゲロを吐く。

 

16時頃、大好きなお隣のWさん(お芋くれるオジサン)がお見舞いに来てくれて嬉しくてつい、大好きな牛の干し肉を1枚貰って食べる。とても嬉しかったようで、尻尾をぶんぶん振ってお顔をゴシゴシ床にこすりつけて、リッチ流の感謝の舞を舞う。

 

17時頃、おしっこに行く。

 

 

まだ歩けているけれど、力が入りにくいのかヨロヨロしています。

(正しくは、体がだるくてだるくてもう、動けないんだと思います。よく歩いてくれてたと涙が出ます)

大好きなお父さんと一緒に歩く。

 

 

苦手なグレーチングを華麗に飛び越える。

 

 

近所をちょっとだけ歩いて、気分転換。

最後の最後まで歩くことが、お散歩が大好きな子で、亡くなる前日18時頃まで歩きました。

 

 

おしっこを済ませる。

 

私はリッチの背中にある白髪が大好きです。

年を重ね、増えてくる白髪の愛しい事。自分の白髪は腹が立つほど憎たらしいけど(笑)

この子たちのお顔が白くなって、体毛のあちこちに白いものが増えてくる年頃が、一番可愛い。

 

 

近所のわんこさんと短いご挨拶。

お互いいつもすっごいそっけない二人でした(笑)

それでも会えてよかったね。

 

18時頃、リッチにケーキを買いに行きました。

もうほとんど食べる事のできなかったリッチですが、ケーキやアイスなどそういったスイーツも大好きだったあの子に、最後に誕生日をどうしてもやってあげたくてその思いだけで、車を走らせた。

なんとなく今なら、今ならまだ間に合うような気がして。(リッチが食べてくれると言う期待)

 

 

ホームセンターの冷蔵庫でひとしきり悩みました。

大きめのロールケーキの方が、お祝いのお誕生日らしく映える。でも、実際のリッチはたぶんこのケーキすらもう完食は難しいだろう。小さいケーキを買う寂しさもあったけど、私の中でピンクはリッチのイメージカラーなので、ピンクのマカロンケーキを選んで帰った。

 

18時40分頃、

 

 

両親と揃ってお誕生日の歌を歌い、早めの即席お誕生日会。

なんの飾りもなく、ただ小さなケーキがあるだけの簡素なものでした。

 

 

不思議そうに眺めて、そそくさと自分のベッドに移動したリッチ。

伏せて不思議そうに私たちを見てるリッチの鼻先に、ケーキを持って行き匂いを嗅がせる。

特に食べたそうな顔もせず、プイっと顔を横にそらす。

 

何度かそれを繰り返して諦め、私がそのケーキを食べてみたらリッチが興味を示した。

結局半分くらいをリッチが食べ、残りを私が食べたお誕生日。

ピンクのマカロンケーキは、思った以上に甘く淡いイチゴの味でした。

 

その時間は、写真ではなく動画に残し、今も大切に残しています。

 

そんな2023年1月25日でした。

現実では叶うことがなかったお誕生日会でしたが、やってよかったと思います。

結局は私たち飼い主の自己満足でしかないことはわかっています。

でもそれでいいんだと思います。

 

その日は注射の効果なのか、翌26日に日付が変わったころにもチュールを1本&ブッチを80グラム&牛の干し肉を1枚など間食し、他にもちょこちょこ食べた日でした。

 

日々、すごい勢いで色んなものが体から抜けていくのを見るような感じでした。

気力や食欲、目力・・・

色んなものを少しずつそぎ落として、天国へ行く準備をしていくリッチと、それを阻止したいと言う気持ちを捨てきれない私と、穏やかに逝かせてやりたいと言う気持ちがぐちゃぐちゃになり、正直もう何が何で自分すらよくわからない狂った状態だったと思います。

 

その時間から離れてもうすぐ1年。

ただ、今は本当に穏やかにリッチを思い返すことが出来るようになりました。

思った時間じゃ、想像していた時間じゃないかもしれない。

でも、誰も彼もが必死だった時間でした。

 

今年、新年の初夢にはリッチが出て来てくれました。

ぬかるんだ泥の中、二人で歩きリッチがこう言いました。「また一緒に暮らせるね」

2024年1月2日、弟の家に犬種は違いますが小さなわんこがやって来ました。

(この日に来るのは知っていました)

今日も小さなあの子は、賑やかな家で元気に走り回っています。

 

 

 

 

 

2024年のご挨拶

ずいぶんとご無沙汰しております。

 

正直、このブログをどうしようかと悩みながら、放置した昨年でした。

色んなつながりが広がったきっかけでもあるブログだし、思い入れもあって閉じる事も出来ず、続ける内容も思いつかず。

 

 

この写真は2023年1月8日のリッチさんです。去年の今日の写真です。

 

忘れたことなんて1日もないし、1時間だってない。

考えていない時間がないくらい、いつもいつも考えています。

いや、考えるっていうのは違って、思っていると言うのが正しいのかもしれません。

 

 

年が明け、ひょんなことから連絡を取る人が増えました。

 

疎遠だったわけじゃなくて、今までも時々連絡を取っていたけど。

なんだか急に近くに。距離が縮まったと言うか。

 

そんな年明けでした。

 

るに家にはもうわんこは来ません。

そう決めた2023年。

その代わり、2024年の私は色んな所に行こうと思います。

やってみようと思ったけど先延ばしにしていた事を始めたり、そうするにはどうしたらいいのだろうかと改めて考えたり。一歩引いていた物事に対して、もう少し積極的に、ある意味我を強く(笑)出していこうかなぁとか・・・?←(いや、大体消極的なタイプなんてそんな大胆な転換は出来ないと思うんですが、言ってみただけというか、あはっ)

 

自分の生活を、自分の人生を見つめなおして進んでいこうと思います。

この子と一緒に。

 

私にとってわんことの生活は、人生の一部でした。

切り離すのではなく一緒に。

苦しむのではなく中心に。

 

お姉ちゃんをいつも優しい気持ちにしてくれてありがとう。

ありがとう、リッチ。

お姉ちゃんとリッチはいつも一緒。ずっと一緒だよ。

 

 

 

 

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