別れの朝
私はだいたい、写真を撮るときは、一眼レフで撮っていた。スマホの操作が良くわからないのも理由だけど、シャッターを押すカッチリ音が好きなのもある。リッチが旅立って明日で49日。
私はあれから、最後のSDカードをカレンダーを作るために何度か開いたけど、亡くなったリッチの姿は極力見ないようにしていた。
今日、その写真を見た。
SDカードをPCに差し込むとき、ものすごく緊張して鼓動がとんでもない速さになって、涙がこぼれた。
見たくなかった。
(リッチに供えた我が家で咲いたダリア)
49日で区切りにしようと決めていたけど、まだ進めずにいた。
今、私の立っている場所はその位、進めていない。
小さいカレンダーが欲しいと、父が言った。
少しずつ写真を整理しながら作っているけど、1日編集したら2~3日はもう写真が見れないくらい疲れる。
(6年分の写真から選ぼうとしているので、写真の数が膨大で進まない)
(1月31日、火葬する日の朝焼け)
1月末からブログをお休みして、全部の時間をリッチに費やすことが出来、私はその時間に不思議と後悔はない。
やり切ったと言える私がいる。
あんなにめいっぱい一緒の時間を過ごすことが出来て、考え付くすべての事をさせてくれたリッチには感謝している。見当はずれの事もやっただろう。それでも全て、受け入れてくれたリッチに感謝している。
あれ以上はないと、もう出来なかっただろうと思う。
その位、何も後悔はない。
(1月30日亡くなった日の朝9時頃の写真)
この写真が亡くなった日のリッチです。
この写真が精一杯の最後の写真です。
こんな穏やかなお顔でお別れしました。
明日は49日。
今日もどこにもいないあの子の影を探して、明日お別れをします。
リッチ、ありがとう。
明日は本当に天国に行くんだね。
また帰ってきてね。お姉ちゃんはあなたをずっと待っています。
前々回のブログのコメント欄にお返事を書いています。
遅くなり大変申し訳ありませんでした。
コメントいただいた皆様の温かい言葉は、リッチに読んで聞かせています。
本当にありがとうございました。
主役のいないお誕生日
あれからリッチさんはどうしているのだろうと、気にされていた方もおられたかもしれません。
リッチは、2023年1月30日の真夜中1時7分に天国へ行きました。
(写真は2019年11月、アフロの兄さんたちが来てくれた日に撮ってもらっもの)
ブログをお休みしてからのリッチさんの日々を、思い出しながらここに書くことがとてもつらい心境です。
今のるに家は、リッチがいない現実を頭ではわかっているけれど、心で納得することがとても難しい状態です。
アルフの時は時間薬で、日を追うごとに少しずつ受け入れていくことが出来ていましたが、リッチは日を追うごとにそれが難しく苦しくしんどいのです。
見送るとはそういうことだとわかっていたけれど、私たちにとってリッチは思っていた以上に何倍もかけがえのない家族でした。
以前にいただいていたコメントにもお返事がかけていない状態です。
すみません、お返事を書くのはもう少し先になりそうです。
今日は15歳のお誕生日。主役はすでに天国ですが、家でアップルパイを焼くことにしました。
リッチの大好きなパイの香りが家中に広がります。きっとその匂いと、オーブンの出来上がったお知らせ音の「ピー」という音につられてそばに来てくれるのではないかと、そう思っています。
リッチが亡くなった日のお昼過ぎ。
2階の自室から1階へ降りていくとき、階下を見たらいつもリッチがいた場所に、リッチが伏せてこちらを見ていました。
ほんの1秒にも満たない時間ですが、そこにリッチがいました。
私は今、正常な精神状態ではないことは理解していますが、その1秒にも満たない再会を何度も思い出しては、必死に耐えています。
またいつか会える日まで、しばらくのお別れです。
お姉ちゃんは、リッチが大好きです。
我が家に来てくれてありがとう。
また一緒に暮らそうね。お姉ちゃんは、待っているからね。
生前はリッチに応援の声をありがとうございました。
看病にあたり、色々教えて下さった方、ありがとうございました。
本当に感謝しています。
また、リッチに対して、お花などは遠慮申し上げます。
「がんばったね」と、心の中で褒めていただけるだけで、十分ありがたいのです。
本当にありがとうございました。
(写真は2023年1月7日、ジャス魔魔さんが撮影してくれた最高に可愛いリッチです)
リッチは最後まで一生懸命生き抜きました。
病院の結果とお礼
病院で検査結果を待っていると、ものすごい雪が降り出しました。
吹雪だなぁ・・・・と、吹き荒れる雪をボーっと眺めていました。
肝臓がんの大きさは変化がないようでしたが、貧血(HCT31.3)、CRP(7.0)、肝臓GPT&ALP(899&715)、リパーゼ(LIP323)などは高値でした。
現在は、お腹の中に大きな出血もなく腹水もありません。心臓も脾臓も綺麗です。膵臓の周辺にも(エコー上は)出血は認められないようです。ただ、腫瘍自体からの出血と消化管からの出血で貧血は進んでいて、もし膵炎を起こしていた場合は打つ手がないと言われました。あとは、微熱があるようです。
正直、お誕生日までというのは難しいとの事でした。
もちろんそれは絶対ではないし、今日は出来る範囲で注射を3本打ち、それで何かが好転するきっかけになるかもしれない。
ただ、本当に時間がないのは確かだと思う。
今は静かに眠っています。
今日の注射で食欲が少し出て、体が楽になるといいなぁと先生が言ってた。
私もそれを信じたい。
私たちは諦めずにそばにいてめいっぱい、寂しくないようにうちに来て良かったと思ってもらえるように頑張りたいと思います。
もしかしたらこれが最後の更新になるかもしれません。
今までリッチを応援していただき、ありがとうございました。
あっという間の時間だった気がします。最初は正直、アルフと比べてばかりいました。
でも、この子の可愛い部分や頑固な部分や色んな事を知るにつれ、私はリッチが大好きになりました。出会って本当に良かった。こんなに可愛い子に巡り合えて私は本当に幸せです。楽しかった事、嬉しかった事、些細な出来事など、今思い出すのはそんな事ばかりです。
家に帰ってきて、この子が玄関に居て、いつもは私に塩対応なのに帰ってきた時は尻尾を振って笑ってくれる、そんないつもの風景を何度も何度も思い返しています。
送り出すまで頑張って笑って過ごそうと思います。
本当に今までありがとうございました。
もし、好転したりお誕生日を迎えられたときはまた、お知らせいたします。
一端、お休みします。
るに。(写真は昨年12月31日のものです)
今日はコメント欄を開けていますので、良かったらリッチに声をかけていただけると嬉しいです。