瀬戸大橋のたもと下津井の遠景、手前から田ノ浦 吹上 下津井港と並び 古くは
一漁村に過ぎなかった所が江戸から明治中頃にかけ北海道の海産物を積んだ北前船の
寄港地になると港は一変、商業の中心となってこの地に莫大な富をもたらせました。
その繁栄をもたらした北前船の模型「むかし下津井廻船問屋」の施設内に置かれ
実物は全長25mの船でした。
日本海継由で下関から瀬戸内海へと入り、船団が下津井に近くなるのを知ると
商人は資金繰りに奔走し、女衆は髪を整え紅をさし お気に入りの着物にそでを通し
それぞれが船の入港を心待ちとしました。
港近くに鎮座する祇園神社、その裏手には遊女たちが寄進した玉垣があります。
年ごとに寄港する北前船の船員たちの相手をしながら貯めたであろう お金で
この地で生きた証を残していきました。
県を代表する民謡、下津井節 150年間唄い続けられ当時、北前船で働く人々を
宴会の席でもてなす歌としても唄われ、長く継承されることを願って歌に踊りを振り
付け2024年10月「下津井宵明り」として始まり、今年も開催されます。
夜には行燈を灯し幻想的な空間を演出し おわら「風の盆」を彷彿するも下津井節の
流れる中、独自の所作で披露されます。



