灰白色の雲は重く感じ風は冷たく 冬模様、この日 コタツから飛び出し
池に在る遺跡へと着きました。
ここは中世の遺跡地、主に鎌倉~室町時代(1092~1573年前)の
集落跡で池の周りでは その時代の土器片でしょうか散布状態となって
その中の2点ほどを拾い上げました。
左の2点は今回採集した土器、左端は用途不明の器 真ん中は足を付けた角皿で
しょうか 右の1点は以前採集していた注ぎ口にあたる部分の注口土器と言われる
モノ、今の急須と同じ用途です。
私の妄想が広がります ドブロクを入れた器、角皿には酒のあてが盛り付けられ
チビリ チビリと その後、お茶漬けでも・・・。
今も変わらぬ 中世の夕食の一コマでした。
一方 池の片隅には石造物の石仏が置かれています。
以前 紹介した時より周りの木が枝を張り、視界が悪くなっていましたので
勝手ながらスッキリと。
その中の一体、完全な姿を残し いつの時代に置かれたか分かりませんが
苔むした中でも輪郭がハッキリと分かり 顔の表情も何とも言えない
安らぎさえも感じさせてくれたお地蔵様でした。
石仏 閉じた瞼の 奥深さ