早朝5時の出港、釣り人に混じり目指す島が見えてきました。

はやる気持ちを感じながら島へと上陸、すでに頭の中では今日の踏査コ-スが

決まっており 何が採集できるか楽しみです。

 

 

 

 

斜面下から尾根に向かって ひたすら地面を睨み遺物を探し続けます。

その時でした鷹の仲間ミサゴの繁殖地のこの島、突然 上空を旋回しながら

「オレの縄張りに近寄り過ぎるなよ」と言わんばかりの甲高い鳴声に驚かされ

刺激してはとそっとこの場を立ち去りました。

 

 

 

 

 

        「あった」今日の初採集は石鏃でした。

  先人から採集活動が続けられている島の遺跡、採集物の中で特に

  石鏃の数は極めて多く 数万年と渡り、当時の人達の生きる為の

  活動が見えてきます。

 

 

 

 

 

踏査中、こんな所までと思う動物の仕業が 体に付いた寄生虫を落とす為と

言われているイノシシの泥あび場です。

以前 海岸で見た、まだ肉片が付いたイノシシの骨 危険をはらむ海渡りをして

まで食べ物を求めての上陸でしょうか 昼間、遭遇したくない生き物です。

 

 

 

 

 

昼食の時間 おにぎりをほう張り、いいごろに溶けた麦茶が体にしみる様に入り

じきに汗となって出ていきます。

帰りの時間も考え食事もそこそこに次の地点へと。

 

 

 

 

 

上陸してから9時間 登り下りと島中を歩き以前、考古仲間から「一人で行く時は

気をつけてくださいよ」と気遣う言葉、迎えの船が見えた時「ほっと」したのか

残して置いたスポーツドリンクを一気に飲み干し、乗船。

 

 

 

 

 

今回の成果は石鏃2点 ナイフ形石器1点 尖頭器1点、手のひらに乗せた

尖頭器 長さは7.7cmあり棒の先端に装着し、刺したり投げ槍として使われた

狩猟道具の石器です。

この日はいい汗を掻き採集物を眺めながら美味しくビールを頂きました。