氷河期も終わりを迎え 日本列島は温暖化へと向かっていた頃、一つの石器が作り
出されました。 (石井礼子氏画)
それは有舌尖頭器と言われ 字のごとく石器下部の形状が舌の様に見える事から付いた名
しかも縄文初頭のみに作られた寿命の短い石器でした。
形状から柄との装着がしやすく 基部を加工する事によって返しが作られ、獲物の体に
刺し込んだ時に抜けにくくなりダメ-ジを与える事が出来ました。
その狩猟具を使った生死を賭けたドラマ
不幸にも狩りに敗れた者が仲間によって埋葬され その傍らには彼が今までに仕留めた 戦利品の牙が置かれ、悲しみの中にも勇姿を称えたのではと・・・。
竹書房「地球 絶滅動物記」より



